確かに2時間後、飛行機は無事に飛んだ。飛んだら1時間でチェンマイに着く。この空港に混雑はなく、荷物もスムーズに出て来る。表ではSさんが待っていてくれ、あの懐かしい宿まで送ってくれた。何と荷物を車に積み込もうとしたら取っ手が壊れてしまったが、気にしない。4か月後のことはその時考えることにした。
宿もスムーズに入室でき、荷物を部屋に入れた。それからSさんが郊外の素敵かカフェに連れて行ってくれ、早めの夕飯を食べた。今やチェンマイには素敵なカフェがごまんとある。ここもワンニーマンに支店があるらしい。帰りにスーパーに寄ってもらい、必要な日用雑貨を買って帰る。
8月9日(金)旧知の人と再会して
実は昨日チェンマイ空港に降りた際、スマホを開けてFBを見たら、何と上海留学時代からの知り合い林さんも、チェンマイに来ていることが分かった。驚いてすぐに連絡を入れると、ホテルも我が宿のすぐ近くという偶然。今日の朝午前8時、有名店カオソイメーサイで再会した。この店は宿のすぐ近くではあるが、連日満員でしかも愛想が悪いので私は行くことがない。ただ開店と同時であれば客は多くないので、取り敢えずゆっくりと近況を報告し合いながら、食べた。
それから近所を散歩。林さんはチェンマイに興味を持ち、この辺のアパートの視察を始める。立派なホテルでも料金はそれほど高くない。あるマンションのロビーにはたくさんの本が置かれていたが、それはすべて日本語だったので驚いた。恐らくは以前ロングステイをしていた日本人が置いて行ったのだろうが、まさに日本人ロングステイヤーの痕跡だった。
昼前に昨日のSさんが車で来てくれ、林さんの希望でドイステープに登った。私は昨年も登ったが、お寺の階段で苦労した。ところが何とケーブルカーがあり、20バーツで上まで運んでくれた。驚きだった。天気も良く、景色も見事で、インスタ映えする写真も撮れて満足する。ただ昨年に比べると観光客が少ないと感じたのはタイミングのせいだろうか。
そこから私がわがままを言って、モン族村にも連れて行ってもらう。ソンテウでも行けるのだが、車があるとあっという間に着いてしまう。ただここは観光地化しようとして停滞した村という印象。観光客も少なく、土産物屋は開いているが、活気はない。上り坂をずっと行くと、滝があったが、何だかな。20バーツの入場料が可愛らしい。林さんはいくつもの店に釣り込まれ、民族衣装などを物色、買い込んでいる。こういう旅は私と全く無縁で新鮮だが。
そこから街に戻り、チェンマイ大学のキャンパスを通り抜けた。そしてまた郊外へ向かい、Sさんのお知り合いのカフェに着く。いい雰囲気の内装だ。そこにはちょうど食事をしていた人々がいたが、それは何と茶農家だった。しかも彼らは雲南回族(後で聞くとTea Galleryの一族だった)。
店主のKさんとお茶談義。白茶の話を出すとすぐに白牡丹が出て来る。さすが茶業者。彼女は世界各地を回って、色々なお茶を見てきており、この店にもかなりの種類の茶が置かれている。それから彼女が準備してくれた夕食を美味しく頂く。これはかなりのレベルで驚きの美味しさ。有難い。こんな夜は何とも嬉しい。