10月25日(金)ラミンティー
午前中散歩していると、比較的大きなお屋敷が売りに出ていた。タイ語と併記で中国語も書かれているのだが、このご時世、中国人でこの家を購入する者はいるのだろうか。まあ、値段も分からないので何とも言えないが、時々不動産の売り物件を目にする。昼ご飯は久しぶりにおかずを選んでご飯とスープで食べる店へ行く。
今日は重要な日だった。10月初めにチェンダオで会う予定だった、ラミンティーの3代目と突然会えることになったのだ。しかも場所はチェンダオではなく、チェンマイ市内のラミンのオフィス。何と40年以上前に建てられた茶工場が併設されていた。またそこは大きなバイパス道路に面しており、現在茶業と並んで家業となっている自動車ディラーの店舗もあった。
3代目は非常に親切な人で、わざわざパワーポイントを準備してくれ、ラミンの歴史を説明してくれた。ただ初代については少し不明な点があり、今後機会があれば2代目夫人に聞いてみたいと思った。いずれにしてもここ北タイにおいて、最初に茶を植え、茶園を造り出したのは1940年前後のラミンであることは間違いなさそうだ(元々生えていた茶樹の葉を加工したケースはもっと古いと思う)。
現在同社では様々な種類の茶を作っているが、その根本は創業当時から紅茶で変わっておらず、今もアメリカ向け紅茶輸出が主業だと聞くと、確かに北タイは烏龍茶、というイメージは後世の物だと感じられる。そして初代の謎を解くことで、北タイプーアル茶の歴史も紐解けていくかもしれない。茶工場も見学して、紅茶をお土産にもらって帰る。
10月28日(月)茶旅が始まる
いよいよ北タイ茶旅が始まる。昨晩メンバーの一人HHさんがチェンマイにやってきて、気分が高揚する。昨晩はMAYAにサンダルを買いに行き、そのままフードコートで麺を食べ、ニーマン地区をフラフラ散策した。ハローウインが近いこともあり、仮想して写真を撮っている人達がいる。何だかちょっとキラキラしたチェンマイを見た。
今朝は朝8時集合でHHさんとカオソイメーサイに行く。この時間だと行列もなく、この有名店で悠々とカオソイを食べることが出来る。久しぶりのチェンマイだと聞いたので、こういう店も良いかと思う。食べ終わって出てくるころには既に外に観光客が立っていたから、相変わらずの人気だが。
そこから周辺を散策。市場に行ってみようと歩いて行く。そろそろ10月も終わりに近づき、心地よい朝が来ていた。市場でも魚や野菜などを見ていくが、私には名前も分からず、聞くためのタイ語力もない。実はもう一人のメンバーMさんが空港に到着するはずだったので、その連絡を待っていたのだが、何故かスマホの不具合か?うまく連絡がつかず。何とか無事到着を確認したが、Mさんは夜行便の疲れもあり、マッサージ屋へ行っていた。
我々は昼ご飯を食べるため、モンスーンカフェまで車で行った。後からMさんも合流して、3人でお茶を飲みながらミアンが入った料理を頂く。色々なお茶を飲んでまったりしてしまい、時間がどんどん過ぎていく。車を呼んで帰る際、HHさんは途中の市場で降りる行動派だ。夜は明日からのメンバーで夕飯(昨年と同じ場所)を食べる。夜の便でチェンマイ入りしたHSさんも無事合流して、明日からの気分が大いに高まる。