チェンマイ滞在記2023その2(5)3 ランパーンの疲れを癒すビルマ料理

チェンマイに戻る列車は午後5時半の一本しかない。バスターミナルを探してバスで帰れるか確認したくなる。駅からターミナルまでまたちょっと歩く。チェンマイ行は沢山出ていると思っていたが、窓口で聞いたら4時50分しかないという。列車より少し早いのでマシかとチケットを買って言われた場所で待っていた。

そろそろ時間だな、と思った頃、何と日本人から話し掛けられて驚いた。ここから1時間ぐらい行った山沿いの村に住んでいるとのことで、帰りの迎えを待っているという。茶畑のことなどで話が盛り上がってしまい、気づけばバスの時間は大分過ぎていた。しかしその間大型バスは全く来なかった。慌てて窓口へ行くと『なんで乗らなかったの』と怒られる。大型バスが来るものと待っていたが、私が乗るべきは目の前に停まっていたロットゥだった。

しかも次のロットゥは1時間後しかなく、日本人の方も迎えが来てしまい、一人取り残された。列車も行ってしまう時間でもうどうにもならない。近くのショッピングモールまで歩いて時間をつぶし、更に肉まんなどを買って食べて待つ。ようやくロットゥに乗った時には夕日がきれいだった。それから1時間半ほど走って、アーケードに着いた頃には周囲は完全に暗くなっていた。疲れ果てて車を呼んで帰る。

11月1日(水)ビルマ料理

昨日はランパーンでかなり疲れてしまい、今朝は起き上がれなかった。昼前に何とか外へ出て、飯を探す。何となく検索したら、ニーマンにとんかつ屋があるというので、そこへ向かった。ところが開店時間になっても店は開いていなかった。もう辞めてしまったのかもしれない。

仕方なくその周辺を見てみると、何とビルマ料理の文字を発見した。店を覗いてみると、実に旨そうな茄子と芋が煮込まれていたので、思わず席に座ってしまった。この店はミャンマー料理とタイ料理が両方あり、メニューも2つある。チキンマメカレーとラペソーを頼んでみる。やはり美味しい。値段もリーズナブル。これは瓢箪から駒、ということだろうか。

店で働いている人たちは英語も話し、ミャンマーから来ているようだ。白人のお客さんも来ており、この付近の人気店なのかもしれない。まあカレー中心で白人にも食べやすいのだろう。これからはこの店をご贔屓にしよう。そして次回は必ず、あの茄子と芋を食べてみようと思う。

店を出てその辺を散歩しようと思ったら、薬局があったので入ってみる。実は肘肩痛は快方に向かってはいるものの、まだ万全ではない。ここらでタイガーバームのシップでもしようと思い立ったのだが、この辺の薬局は中国人団体観光客の爆買い向けに設定されているのか、一袋の量がかなり多い。でも爆買いする人はあまり見かけないのだから、どういう商売をしているのか、ちょっと気になった。結局一番小さい袋を1つだけ買って帰る。

夜は軽く済まそうと思っていたが、ちょっと気になっていた露店の席に座った。ここは100バーツでステーキが食べられるというのだ。ポテトとパンとサラダ、そしてステーキがワンプレートで出て来る。食べているといつの間にか席がすべて埋まっていた。何となく、その昔の台湾の夜市を思い出しながら頂く。

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