6月17日(火)鉄観音茶の歴史
朝から暑かったが、何となく腹が減り、朝ご飯を探した。近所に永和豆漿があるのだが、何故か一度も入ったことが無かった。大勢の人が並んでいたが、思い切って覗いてみると何となく席があったので、そこで若者が食べていた小籠包と冷たい豆漿を注文してみる。外は決して涼しくはなかったが、暑さもそれほど感じられず、皮の厚みがある小籠包が意外や美味しく感じられた。偶には昔の店の味を確認してみる必要がある。

部屋に帰るとドジャースの大谷が先発していた。660日のぶりの二刀流復活、これは本当にすごいことだと思うが、それを難なくやり遂げてしまうため、見ている方もそのすごさがイマイチわからない。いきなり160㎞の速球を投げていて、すごみはある。今回は1回のみで終わってしまったが、また見てみたいものだ。

昼過ぎにバスに乗って東門へ。東門市場がどこにあるのか分からなかったが、そこにある米粉湯の有名店に向かう。場所が分かり難い上、何と2軒が並んでいるので、どちらがどちらかは初めてでは分からない。空いている方に取り敢えず座り、米粉湯と大腸、そして油豆腐を注文する。米粉湯だけではさして味はないのだが、大腸にタレを付けて、少し米粉湯の上に乗せると実に美味い。サクッと食べるにはとても良い。お客もパラパラと続いてきている。


永康街の先日行ったお茶屋さんを再訪。今日は老板にじっくりと鉄観音茶の話を聞く。老板は茶業歴約40年とのことで、ちょうどその頃から台湾茶の内需が始まり、鉄観音茶も見直されるようになったらしい。ただ台湾鉄観音茶の基準はあいまいで、使用品種を問わないのは、中国の「鉄観音品種のみを鉄観音茶という」とは大いに異なる。また鉄観音製法についても、焙煎や発酵について、以前とは異なって来ていて、今や何が鉄観音か分からなくなってきているようにも思えたが、どうだろうか。

夜は旧知のS夫妻と食事。台南系の店なのか、意麺やタウナギなどがある。そしてメインは沙茶鍋。このスープが看板メニューで実に美味い。何杯もお代わりする。しかしこの沙茶鍋は元々どこの食べ物なのだろうか。まあ美味しいのだから固いことは言わずに黙って食べる。途中からMさんも加わり、よく食べて、よく話した。楽しい夜だった。


6月18日(水)猫空を歩く
今日は午前中お休みして、昼から活動を開始。MRTで萬芳を向かう。そこからバスで猫空を目指す。ミニバスの本数は少ないので乗り損ねてはいけないとかなり早くから待っていたが、結局乗客はほぼいなかった。山道を走り、終点までやってくるとちょっと雨の気配がして、焦る。ここから緩やかな上り坂を約20分散歩するとで目的地に着くはずだった。途中にはベトナム系の寺などはあったが、基本的に山路。


ようやく指定された住所まで来たが、訪ねるべき山荘はない。電話してみると、なんと送られてきた住所が間違っており、そこから1㎞先だと言われて歩き出す。ところがその1㎞はかなり急な坂であり、距離も1㎞ではなかった。結局約50分かけて目的地に着いた時はもう汗だくで息が上がっていた。

