SOGOから少し歩いてレトロカフェへ行く。台北には古い建物を利用したカフェが多くあるが、ここはかなり気合が入っており、落ち着いた空間で利用客も多い。ここでかなり忙しいHさんと会って、お話しする。彼女は最近活動の幅が広がっており、日本との往復もあり、時間があまりない中会ってくれたのは有難い。先日はわざわざお仕事の紹介も受けており、今後も何か一緒に出来ることがあればと思う。

そこから永康街まで歩いて日本人にも人気だと先日教えられたお菓子屋へ行き、悠遊卡でお土産(お茶会用お菓子)を買い込んだ。これで5000元の殆どを使ってしまったが、大満足。夕飯もまだほんの少しだけカードが使える(1回の上限は1500元のため)金額が残っていたが、最後ぐらいは牛肉麺を食べることにして、私の悠遊卡使用は終了とした。ただ私が大好きな麵屋はついに一度も開くことはなかった。

7月23日(水)東京へ
台北最後の朝、雨を心配していたが降らなかった。最後は別の店のクラブサンドで〆た。台湾よ、さようなら、という気持ちで噛みしめる。ここ3年は台湾に来るのは年1回と決めているので、次はあっても来年だ。この店はセットにポテトが付いている。その塩加減が実に好きだ。

荷物を纏めて部屋を出てMRTで台北駅へ向かう。台北駅からは以前はバスに乗っていたが、最近は空港MRT。今回は初めて駅構内でチェックインして荷物を預けてみようと考えた。そのスペースに着くと、ほぼ人はいない。チェックインカウンターもあるが、Webチェックインが済んでいれば、最初から預け荷物の場所へ行く。そしていとも簡単に荷物預けが終了する。これなら次回からはここで預けて市内でランチを食べてから空港へ行こう(普段は桃園空港を使わないから必要ないか)。


空港線はいつもほぼ満員。早い列車だと40分ほどで空港駅に着く。実は今朝乗車する際も例の悠遊卡を使ってみた。ほんの少しお金が入っていると思い、足りない分は駅で精算するつもりだったが、駅員に尋ねてみると「そのカードはチャージできないので、そのまま通過して」というではないか。何と100元しか残っていなかったので、本来-60元を払うべきだが、それも不要だった。この一週間は何だか5000元悠遊卡に振り回された感があるが、出来れば来年も振り回されたいな。

空港手続きはスムーズで、時間はかなり余り英気を養う。天気は快晴で門出には良い。ところが搭乗時間に行ってみると、乗客が本当に少ない。確か「7月5日に日本で大災害」との話で大量のキャンセルが出たとは聞いていた(あれ、香港人のことか)が、既にそれから2週間経っても、まだ信じられているのだろうか。搭乗率は目測で20%程度、日本人がある程度乗っているので、台湾人客は本当に少ない。この夏休み時期にこれでは採算は厳しいだろう。

機内で映画の2本目(噂の永野芽衣主演)を見ていると成田に着いてしまった。今回の旅もお疲れさんと思っていたら、日本のシムカードが作動せずに、いきなりネット難民と化す。まあ慣れた道を帰るだけなので、何の問題もないが、一体何が起こっているのだろうか(暑さのせいか?)。東京でも色々とありそうな気がして怖い。



































































































