チェンマイ滞在記2023その2(6)5 ランプーンへ

11月20日(月)ミアンと観光

昼までグダグダ。外へ出ると日差しが強い。今日は気になっていたミャンマー系料理を食べに行く。おかずを適当に選び、ご飯と共に皿に乗せてもらい、一気に掻っ込むスタイルだ。スパイシーな物を避けると料理は限られるが、これで50バーツは安い。店員の少女は顔にタナカを塗っているので、ミャンマーから来たのは間違いない。

午後はSさんの紹介で、元チェンマイ大学の観光学の先生と会った。ここもまたおしゃれなカフェだった。ミアンの話を持ち出すと、大変興味を持たれ、『観光の観点からもミアンの歴史を掘り起こし、現代に繋げることには意義がある。何しろミアンはランナー王朝を象徴する食べ物の一つだから』と言われ、勇気づけられた。確かに今やタイ人も知らないミアン、そしてその歴史について、それほど研究されていないのであれば、それは損失だろうと感じる。

夕方、今回チェンマイに来て最初に入った食堂の前を通りかかり、フラっと入ってしまった。チャーハンと空心菜炒め、何とシンプルな夕食だろう。そしてこういう食事が簡単にできる日も残りわずかとなり、少し悲しい気分になる。チェンマイに居ると次に踏み出す勇気が薄れていく。

11月21日(火)ランプーンへ

今日はSさんのアレンジで、チェンマイ郊外の旅へ向かう。車はSさんの知り合いのタイ人が運転してくれる。彼は留学経験があるようで、日本語を解するので有難い。向かった場所はランプーン郊外。実は私が検索して見付けた変なお寺へ行ってみることになっていた。北タイでは珍しいヒンズー寺院との触れ込みだったが。

車は1時間ちょっと走る。かなりの田舎へ来た感じ、更に坂を上ると入口が見えた。しかし中へ入ってビックリ。まるでテーマパークかと思うような、千手観音などの仏像などが並んでおり、思わず写真を撮る。ネットで話題だったのは、この風景だったのだ。お寺の本堂はどこにあるのか。

長い階段を上っていくと、そこにヒンズー寺院にしては少し奇妙な建物がある。その横には仏教の仏像も鎮座している。女人禁制の文字も見え、ここが仏教寺院であると判断できる。一応事務所で聞こうと思ったら、案内人の僧侶が来てくれ、室内を見学した。本堂はかなり広く、そこに多くの仏像が安置されている。聞けば20年前に出来た新しいお寺で、宗派といったものはなく、国際的に宗教の枠を超えた活動をしているとか。こういうのを新興宗教というのだろうか。

お寺を離れてランチへ。運転手君はランプーンの日系企業で働いていたこともあり、日本人に好まれるカオソイの店に連れて行ってくれた。確かにスパイシーではない、ラムヤイ入りカオソイで美味しく頂く。それにしても天気はいいし、外は気持ちが良い。ついでにランプーンをちょっと散歩することになる。ランプーンには以前2度ほど来たことがあるが、それはSさんの花園があったからだが、そのSさんももういない。

街中に入るのは初めてかもしれない。ワットパタタリプンチャイという古い、とても立派なお寺へ行くと、ロイクラトーンの飾りがきれいされている。お参りするタイ人も多くいる。いい天気の中に仏塔が映える。寺の前にはきれいな公園もセットされており、女性像が中心にある。

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