《チェンマイ滞在記2023その4》 2023年10月11₋23日
今回は5日間に渡って行われたミアンツアーを中心に書いてみる。チェンマイ滞在のハイライト旅だったが、かなり疲れた。
10月11日(水)チェンマイに戻る
ハノイからチェンマイに戻った。ハノイ往復、これは本当にお手軽な海外旅だった。それでも意外と疲れてしまい、ゆっくり休む。ただ疲れていても腹は減る。そんな時に有り難いのは近所の食堂の存在。ここは安定の味で、いつでも開いているのがよい。その昔食べたピータンバジル炒めと牛肉チャーハンを頂く。何とも落ち着く瞬間が巡ってきた。
10月13日(金)Monsoon Caféへ
何だかMonsoon Cafeへ行くことになったのだが、その前にチェンマイカオソイの有名店が近くにあるので寄ってみた。そこまでBoltで行くと、既視感がある。多分10年ほど前、カオソイの名店として連れて来られたところだ。ここは華人の雰囲気がかなり色濃く、はっきり記憶に残っている。
私がチェンマイに来た一つの理由、それがチェンマイのカオソイはなぜカレー味なのか、だった。以前ムスリムカオソイを食べてみたが、今回のラムドアンのカオソイとはかなり違っている。豚肉が入っているかどうかも大きな要素だが、更に味付けのココナッツミルクあたりに秘密がありそうだ。
そこから歩いて5分ぐらいでカフェに着く。オーナーのケネスはFBを見る限り、ずっとヨーロッパに居るのだと思っていたが、連絡してみると既にチェンマイに戻っているというので、あいさつに出向いた。ここのカフェは常にまったりした印象があり、実に好感が持てる。最近のチェンマイのインスタ映えするカフェは何とも落ち着かない。
ケネスは前回同様よくしゃべった。茶の歴史について、彼はこの20年、相当に勉強を積んだのだろう。更に茶畑や森林へ行く、ビジネスをする、といった実践も踏んでおり、何だかすごみがあった。でも確かにこれまでの茶の歴史はどうしても中国的思考に引きずられているので、もう一度タイ側から検証することには大いに意義があると感じる。ただその検証を行う歴史的資料には乏しく、どこまでできるのは正直よく分からない。
彼のビジネスモデルもどんどん進化しているらしい。タイのお茶をヨーロッパで販売する、とは、これまでにない発想だろう。しかもその茶はタイの森林から生まれているのだから、そのコンセプトは受け入れられやすいだろう。茶業後発のタイだから、そういった工夫は大いに重要になる。
10月14日(土)ミアンツアー前夜祭
明日からいよいよミアンツアーが始まる。この企画は今年の2月にチェンマイに来た際、ミアン産地を回りたいとケンサンに話し所、『車は手配できるが必要経費はそれなりに掛かるよ、車の席は3つ空いているんだから、知り合いを誘ったらどうか』と提案され、募集したところ、ちょうど3人の参加者を得たというわけだ。
ただツアーといっても、現地集合現地解散。指定の宿までは自力で来てもらい、ツアーだけを一緒にするというもの。まあさすがに前日チェンマイ入りしたメンバーと結団式?をした方が良いかと思い、夕方ホテルに集合して、紹介された近所のタイレストランへ赴いた。適当にタイ料理を頼み、適当に飲み、適当に話す。とてもいい感じだったが、帰りは結構雨が降り出し、前途多難な船出となる。
10月15日(日)プレーへ
朝8時前にケンサンが迎えに来た。ホテルでメンバーをピックアップして、いざミアンツアーが始まった。しかしまずは朝飯からだ。チェンマイ市内のケンサンの知り合いの店、おかずを自由に選び、ご飯と共に頂くスタイル。ただ朝は麺が良いと思い、私はナムギョウを食べる。ソーメンにタレを掛けているようだが、かなり軽い。