チェンマイ滞在記2023その2(3)2 プレー及びナーンのミアン

今回の車は最新型であり、後方座席は広く、4人でかなりゆったり快適。チェンマイからランパーンを抜けて約3時間、昼頃プレー県に到着した。まずは市内のお寺を参拝する。ワットチョームサワン、ここは前回私がプレーに来た時に気に入った場所。チーク材の見事な建築が良い。そして堂内も落ち着いた雰囲気で日本人にも馴染める。

昼ご飯は道路沿いで臓物麺を食べた。そこから40分ほど車で行くと、ナークハー村へやってきた。ここで食べるお茶ミアンを作っている農家を訪ねて話を聞く。もうあまり作っていないらしい。むしろその横のお寺と木造の橋が観光地となっており、日曜日ということもあってか、家族連れや友人同士のタイ人が沢山やってきていた。農産物もフルーツやコーヒーへと変わっていく。お寺の前に牛のモニュメントがあったのは、昔ミアンなどの産物を運んだ名残らしい。

そこから2時間ほど移動して、今晩はナーンに泊まることになった。どんな山中の宿に泊まるのかと思っていると、何とも大型で新しい、プールまで付いているホテルに案内されて驚く。しかも結構タイ人の泊り客がいる。部屋もきれいでバルコニーまで付いており、これで600バーツは安い。

夕飯はナーン川沿いにある屋台?で食べる。すでに暗くなった外で、川からの風が気持ちよく吹いている。特に名物というものはなく、普通のタイ料理を頂く。何となく川が見えないのはなぜ?雨季は洪水にでもなるのだろうか。早めに宿に戻り、ゆっくりとシャワーを浴びて寝る。

10月16日(月)ナーンで

朝はさわやかに起きた。6時半には起き上がり、バルコニーからプールを眺めているとどうしても外へ出たくなる。私の旅は歩きが基本なのだが、今回は車移動が基本なので足がむず痒い。取り敢えずGoogleで検索すると、どうやら城壁が残っているらしいので、そちらを目指してみる。

ナーンの城壁は思ったより立派に残っていた。最近修復したのだろうか。ちょうど朝日が昇ってきて、何となく嬉しい朝となる。その向こうにあったお寺に寄ると、何とも言えないいい雰囲気。タイの地方都市のこんな感じが好きだ。あまり漢字なども見られず、華人の雰囲気はない。

8時に集合してジョークを食べに行く予定だったが、なんとガイドのケンサンが体調不良となり、運転手が我々を案内してくれた。まあ簡単な朝ご飯を食べるぐらいなら、言葉が出来なくとも何とかなる。ジョーク、美味し。一度ホテルに戻り、ケンサンをピックアップして出発。

車は一路ブア郡へ向かう。車中ではミアンを取り上げた番組のビデオが流れ、何となく気分が高まる。1時間もかからずにブア郡に到着。早々にミアンの製造現場を発見して、見学する。ここは運転手の地元だそうで、何とも心強く、有難い。ポリバケツの容器に沢山のミアンが詰まっている。蓋の上には漬物石がちゃんと乗っており、蓋を開けてもらうと、発酵の様子が良く見えた。

それから運転手の実家へ行く。かなり広い敷地に車が何台も停まっている。ここで突然車を交換した。今まで乗っていた快適な車はドアが一部壊れたらしい。今度は普通のランドクルーザーとなり、後ろのメンバー3人にはちょっと狭い。そこから街の方へ向かい、道路脇の雑貨屋へ行くと、ちゃんとクーラーボックスに仕舞われたミアンが小分けで売られていた。この辺はまだ老人がミアンを食べているという。

そこから車は坂を上り始めた。40分ぐらいで標高約1000mまで登る。道路脇には茶樹が見られる。それを指しながら『アミン』と言っているのが気になる。ここは10数年前、道路が開通した後に茶樹を植えたらしい。実は山の中に入っていくと樹齢100年単位の茶樹が沢山あるらしい。確かに雰囲気からして、古い茶がありそうな山だ。

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