チェンマイ滞在記2023その2(1)3 朝はムスリム、夜はインド

9月28日(木)朝はムスリム、夜はインド

今朝は珍しく雨が降っていた。朝飯はなしかと思っていたらちょうど止んでくれたので外へ出た。先日散歩していて気になっていた牛肉麺屋に行ってみる。気になった理由は作っている女性がヒジャブーを被っていたこと。雲南回族がやっている店らしい。牛肉は大きくてかなりいい肉のように思える。スープの味も良い。これで50バーツならまた来ようと思う。

それから先日発見したベーカリーでパンを買い、更に散歩しているとちょうどポメロを剥いているところに出くわしたので、思わず売ってくれと頼む。これだけの手間をかけて僅か40バーツとは、有り難いやら申し訳ないやら。ただ次に行ってみてももう売ってくれなかったので、あれは偶然だったのだろうか。

また雨が降り出し、部屋に閉じ込められた。夕方何とか脱出してみると、なんと大きな通りも水が溜まっており、通行にはかなりの不便をきたしている。こういうインフラはバンコクもそうだが、経済成長したタイの遅れている部分だろう。

ニーマン付近にインド料理屋があるというので、ちょっと覗いてみる。きれいな店舗を覗いていると、中からタイ人女性が出てきて、『食べていきなさいよ』というので、まだ4時台で誰もいない店で、ナンとカレーを頬張る。セットメニューは食べ切れないほどの量だったが、昼抜きだったので、食べてしまった。これではいくら散歩しても痩せることはない。夜は連日放送されているアジア大会を見る。

9月29日(金)ガイヤーン

朝起きるとラグビーワールドカップの日本戦を後追いで見た。今年は特に国際大会の放送が多くて何とも忙しい。ただ各テレビ局はただ大会が盛り上がればよいという感じで、ひたすらいい話ばかりをしているが、日本全体の実力は決して向上している訳でもなく、ただ期待だけを述べるのは無責任かと思った。勿論やっている選手は高い目標に向かっていくのは良いが、もっと冷静な解説(解説者が単なる応援者となっているケースも多過ぎる)を求めたい。

昼前にガイヤーンの店を発見した。いい感じの煙が上がっているのが何とも良い。おじさんに『美味い鶏食ってけよ』という感じで招き入れられたので、チキンハーフサイズを注文。そこにはチキンウイングやネックもあり、次回挑戦しようと思う。こういう店には白人さんも沢山来ている。彼らにとって分かりやすい食べ物ということだろう。もう遠くの有名店に行く必要はない。

夕方チャンプアックバスターミナルに出掛ける。今度行くチケットを買いに来た。もう慣れた場所なので迷うこともない。私も随分とチェンマイに慣れたなと感じる。歩いている道はまだ水たまりが多く、交通にも支障があり、中には車が動かなくなっているものまである。帰りに何気なくクイッテイアオを食べる。チェンマイに来てから単純なクイッテイアオを食べたのは初めてかもしれない。

9月30日(土)中秋節

タイでもバンコクなどでは中秋節に月餅を売り込む姿が近年みられるが。チェンマイでも売っている。これは華人が多いというより日本のクリスマスケーキのようなものだろう。SNSには中秋節メッセージが溢れ、私も中国、台湾、東南アジアの華人らにメッセージを送る。

今朝はどうしてもジョークが食べたくて、近所で見付けておいた店に入る。店主の顔立ちは華人。そして昼過ぎまではジョークや洋式朝食などを出す店だが、夕方からはピザをメインにした飲み屋になるらしい。この辺はいかにも潮州系がやりそうなことだ。肝心のジョークも合格点かな。

実は先日散歩していて、きれいな白い仏塔を見た。だがどうやってそこへ辿り着けるのか、道が分からなかった。今日はちゃんと探そうと、食事の後歩き回る。何と私が見ていたのは裏側で、通りに面したところに入り口があり、かなりの規模の寺だということが分かった。中に入り、静かな朝をエンジョイする。

昼はまたニーマン方面へ向かう。裏通りの角に麺屋があった。ここは完全な華人系で、メニューに中国語も日本語もある。先日ホーチミンで食べた臓物系麺を想像して注文したが、残念ながらそんな味ではなかった。やはり単なる観光客向けの店は少し残念かもしれない。それでもお客は沢山来ている。勿論料金も少し高い。帰りに週末で人が多い、ワンニーマンをすり抜け、静かな我が家に辿り着き、ホッとする。

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