ぶらぶらバンコック滞在記2012(5)11月1~23日

11月1日(木) 第2回バンコック茶会開催

第2回バンコック茶会が開催された。前回は日曜日開催だったが、今回は平日の午前中。16名のご参加があり(男性は二人)、会場はアソークのパーソネルコンサルタントさん(http://personnelconsultant.co.th/)がセミナールームを提供してくれた。場所が便利で有難い。

主催者Mさんが前回同様タイ産の金萱茶、軟枝烏龍茶、パパイヤ茶を淹れて、タイでお茶が採れること、そのお茶が健康にもよく、そして美味しいことを説明。タイのお茶も品質が向上している。

私は「中国茶の基礎知識」を説明し、前回と全く違うラインナップでお茶を淹れた。福建の白牡丹(白茶)、金駿眉(紅茶)、そしてインドのダージリン紅茶を提供し、飲んで頂いた。ダージリンの茶旅も少し披露。どうだっただろうか。

そういえば、ウエルカムティーとして、トルコの緑茶を淹れてみた。「飲みやすい」との感想が多かったが、それもそのはず。このお茶は鹿児島の技術で出来たせん茶だった。が、説明するのを忘れた。最近ボケの傾向が強まり、何と紅茶も雲南紅茶と福建紅茶を取り違える始末。主催者と参加者にはご迷惑を掛けてしまった。

そして今回の目玉は何と和菓子。トライアスロン選手のKさん、実は和菓子屋さんの息子さんでどら焼き、水羊羹、みたらし団子が振舞われた。これには参加者からも「作り方を教えて欲しい」の声が。和菓子と烏龍茶や紅茶のコラボ、どうだっただろうか。

もし皆さんのご要望があれば第3回が開かれるかもしれない。こんな会が定例化するのもよいのではないかと思う。

11月5日(月) ドムアン空港は安くない

ビエンチャン訪問を終え、バスで国境を越え、ウドンタニへ行った。バスターミナルの直ぐ近くにセントラルのショッピングモールが見える。ビエンチャンの人々がここまで買い物に来るらしい。時間が無いのでトゥクトゥクで空港へ。20分、80バーツ。ウドンタニ空港には無料Wifiエリアもあり、なかなか好ましい。

エアアジアでバンコックへ。10月からエアアジアはスワナンプーンからドムアンへ使用空港が移った。ドムアン空港は以前バンコックに来るたびに使った懐かしの空港。基本的にLCCはドムアンに集結させたわけだが。

国内線で預け荷物もなく、あっと言う間に外へ出た。そこにはタクシーを待つ長蛇の列。昔ドムアンには空港から市内へのバスが走っていたが、今はない。バスはスワナンプーンへのシャトルバスだけだろうか。外の公道へ出れば市内行きの路線バスはあるだろうが、夜も8時で暗く、字も読めないのでタクシーを待つ。因みにバンコック行きの鉄道もあるが、いつ来るか分からないし。

そしてようやく列がカウンターに着き、宿泊先を告げる。4つのタクシー乗り場があるが、各場所に仕切り人がいて、タクシーを指定して客を乗せる。だが、この仕切りが悪い。寧ろ人がいない方がスムーズに乗れる感じだ。

タクシーに乗り込むと運転手が「場所が分からない」というジェスチャーをして聞きまわる。ようやく「分かった」というポーズをして車を動かそうとするが、周囲の車が動かずに進めない。何とか車は空港を出たが30分ぐらいして全然違う場所に向かっていることを知る。「ここじゃなかったのか」と運転手。そして再度名刺を出し、宿泊先を告げると「なんだそうか」と頭を搔きながら、運転する。彼は完全に故意に演技していた。そこからは実にスムーズに宿泊先に着いた。人のよさそうな顔をした人だったのに。

ドムアンからはメタ―+50バーツが原則。この50バーツは遠回り代として支払わなかった。運転手は一瞬怒る振りをしたが、そのまま行ってしまった。これでも支払過ぎたのかもしれない。

格安航空会社が集まるドムアンで、空港を出ると安い交通手段がないとはどういうことだ。懐かしのドムアン空港の思い出は急速に色褪せた。

11月21日(水) 和僑会例会に参加してみた

スリランカから戻った翌日、和僑会に参加した。和僑会は香港が発祥、海外で頑張る日本人起業家の会。最近は何故か東京にも和僑会が出来て、ちょっと違和感あるが。バンコックでは和僑会関係者との交流があり、朝の読書会にも参加したことがあるが、例会は初めて。今回の会場は何とオープンテラスの和食。ビアガーデン状態の中、そこに20名以上の参加者が集い、ワイワイガヤガヤ。これは如何にもタイの和僑会ならでは。何とマイクを持ち込み、メンバーがお話する場面も。

参加者は会員とは限らない。タイで起業している人が中心ではあるが、日本から来た人、中国での経験がある人、そして私のように何でいるのか分からない人まで、暖かく迎え入れられ、何ともおおらか。実際に様々な人とお話をしたが、タイ情報に精通している人から、タイでの節税を訴える人、これからバンコックで飲食業をする若者、通販をしている人など、それはそれは幅が広い。先ずは基礎的な情報はこのような場で交換し、進んで行くのだろう。

和僑会には日本では感じられない力強さ、前向きな姿勢が大いにある。日本以外での人生を選択した(または選択しようとする)人々は、個々に苦悩しながらも、個々に輝いて見える。

和僑会の総会は現在シンガポールで開催されているようだが、来年は世界の和僑がバンコックに集う予定とか。何となく覗いてみたい気がする。

11月23日(金) バンコックでスーパー銭湯へ行く

バンコックの宿泊先の直ぐ近くに2か月ぐらい前にオープンしたスーパー銭湯。あることは知っていたが、行く機会はなかった。ところが約束をしていたIさんの仕事が早く終わり、宿泊先まで来てくれることになり、そして銭湯へ連れて行ってくれることとなった。

外見は日本と同じようだ。入り口を入ると明るい。そして客層はタイ人の若者が多い。ある年齢層以上のタイ人はお金があってもここには来ないのだろう。居酒屋あり、カフェあり、ネットしている若者もいる。オーナーはタイ人で、日本の銭湯好きが高じて営業を始めたらしい。入浴料450バーツ。受付を済ませると、次は履物を脱ぎ、サンダルに履きかえる。そうして浴衣(丹前?)を貰う。この浴衣、結構厚手。タイのクーラー事情から、このような厚手になったと思われるが、ちょっとどうかな。

浴室は銭湯のようになっており、洗い場の向こうに湯船、ジャグジー、水ぶろなどがある。スチームサウナもある。更に露天ではないが、ドアの向こうには温室のような場所があり、浴槽とサウナ、丸い一人用の浴槽まである。開業したばかりということもあるが、きれいである。お客さんはタイ人の方が多かったが、裸で入ることにも抵抗はなく、騒ぐ人もおらず、実に日本的な雰囲気がした。日本で温泉などを体験した人や日本の習慣に慣れている人々がここの主要顧客であることが分かる。

風呂から上がると居酒屋へ向かい、冷えたビールで乾杯する。日頃それ程お酒を飲まない私でもこの1杯は美味いと感じる。この居酒屋は九州系のようで、この銭湯にテナントとして入居している。

Iさん曰く、「バンコックで銭湯につかり、冷たいビールが飲める日が来るなんて、夢のようだ」。確かにリラックスにはちょうど良く、これは使えるかもしれない。同時にこの店が流行るかどうかが、タイの日本ブームの一つのチェックポイントかもしれない。





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