ある日の台北日記2023その(6)製茶公会で

ランチはタクシーで別のところに移動する。そして天仁銘茶でご馳走して頂いた。やはりお茶の店だけあって、優しい味わいの料理が多い。理事長は遠くから来ており、折角の機会とばかりに黄さんとの相談事がいくつも出てきた。その内に台湾茶の現状、そして日本茶輸入の関連など話がどんどん広がっていき、内容にもかなり熱が入っていく。

私は公会のミーティングに参加したような格好となり、ただ黙って聞いていた。やはりコロナの影響はそれなりにあり、歴史や文化よりはまずは目先の利益確保、という感じであったので、私の出番は無さそうだった。気が付くと4時間も話していたことになる。黄さんからご著書を頂いて帰る。

台北に来てから数日が過ぎたが、何となく部屋で寝ていると蚊に刺されることが多い。3年前はどうだったのかさっぱり覚えていなかったが、部屋の中で探し物をしていると、電気蚊取り機が出てきて、これが必要だとようやく気が付いた。急いでスーパーに行ってマットを買ってきたが、何と私が持っている機械は液体対応だった。仕方なく、再度スーパーに行き、マット用の機械を買う。これで今夜から安心して寝られそうだ。

4月19日(水)ご近所散策

今朝は腹が急激に減り、近所に新しくできていた朝ご飯屋に駆け込む。セットを注文したが、ハンバーガーにたまごを入れる場合は、結構割高となる。それでも大好きなので、頼んでしまう。日本もそうだったが、台湾でもたまご不足なのだろうか。たまごが高いと物価高を非常に強く感じる。

昼もまた近所で食べてみる。今度は初めて入る店でチャーハンに挑戦する。思ったよりはかなり美味しくて満足。ただ同時に頼んだスープの量が多過ぎて困る。日本の中華料理屋さんのようにスープをちょこっとつけてくれれば良いのだが。それでも代金はそれ度高くないのでついつい注文してしまう。

夕方MRTに乗り中山駅へ。雨が降っていたのでちょっと駅地下で雨宿り。駅の外にはドラッグストアーがあり、何とそこに日東紅茶の粉が売っていた。戦前台湾で紅茶を作って一世を風靡した三井が今度は日本国内で作ったお茶を台湾に売り込んでいる。一体どれだけの台湾人が日東紅茶の歴史を知って、この商品を買うのだろうか。

今晩は雨の降る中、北京に留学経験がある日本人の集まりに飛び入り参加した。ほぼ初めて会う人だったが、色々な繋がりから、知り合いの知り合いは皆知り合い、という感じ。北京や中国という共通の話題があり、話が弾んでとても楽しかった。もうサラリーマン時代の仕事の話は忘れていたが、突然数十年前の記憶が呼びこされもした。良くも悪くも中国とは色々とあったなあ。

会場も台湾には珍しいガチ四川料理の店で美味しかった。といっても、やはり台湾だからそこまで辛いというわけでもなく、食べやすい感じだった。ただ話に夢中で料理のことはほぼ思い出せない。お客は台湾人より、台湾に来ている中国人が多かったのかもしれない。普通話が響いている。今回の台湾、こういう場所もう少し探してみたい。

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