佐賀・福岡茶旅2024(6)柳川から博多へ

トイレを済ませるともう戻る気にはなれず、立花邸の裏に回って歩く。そこからは邸宅の様子が少しだけ見え、声が聞こえてくる。披露宴の最中、という感じだ。そこから柳川城跡へ向かう。学校の敷地になっているのだろうか。小山になっているところが城だった。更に歩くと旧戸島家住宅といういい感じの古民家が見える。また街へ入るとこの地で『さげもん』と呼ばれている飾りが沢山あった。そこからバスが出ていたのだが気が付かず、別のバス停まで歩き、何とか駅前へ戻る。

宿にチェックインして休む。最近はすぐに疲れてしまう。テレビではWOWOWが映り、アメリカ女子ゴルフツアーが見られる。上海でやっているので、この時間がライブ中継だった。ボッーとみていると日が暮れていく。昼のカレーで腹が一杯だったので、麺でも軽く食べようと思い、外へ出てみた。

立花うどんという店がある。店に入ると何ともいい匂いがした。凄く混んでいて驚く。何とか席を確保して肉ごぼてんうどん+まぜめし、という名物を注文する。つゆはかなり甘いのだが、何とも私向きの味で、嬉しい。まぜめしと合わせて食べると確かにいい感じだ。私のすぐ後にはもう、ごぼてんは売り切れていた。ご当地グルメを堪能する。

3月10日(日)柳川から博多へ

今日も朝ご飯を宿で食べる。特にここのめしは美味かったので、沢山食べてしまう。かなり疲れてはいたが、散歩に出る。近所の三柱神社に参拝。この辺が舟遊びの船に乗る起点のようだ。私はじっと船に乗っているのは難しいのでパスする。神社内にはなんと安東省菴の顕彰碑がある。

安東といえば、江戸初期に長崎にやってきた明の朱瞬水をサポートしたことでその名を聞いていたが、こういう人が柳川から出ているのか。気になったので、安東省菴の墓を訪ねてみると、そこには水戸光圀、朱瞬水が3つの巨石という形で置かれていた。この辺の歴史については、いつかもう一度見てみたいと思う。

後は古いお寺、蔵などの街並みを見ながら散歩に勤しんだが、だいぶん暑くなってきたので、途中で止めた。荷物を取って駅へ行き、西鉄を待つ。特急だと僅か40分ほどで天神まで行けるらしい。福岡県も広いと思っていたが、意外と近い。薬院で降りて電車を乗り換えた。前回乗った新しい路線で、櫛田神社前へ行く。前回も泊まった宿に荷物を置き、腹が減ったので食堂を探す。

残念ながら目当ての食堂は午後2時でも長蛇の列。仕方なく住吉神社をフラフラしてから戻る途中、ちょうど席があったえびすやうどんに入る。隣のおじさんが美味しそうにかつ丼を食べていたので、私も頼んでしまったが、何とそのおじさんは更にぶっかけカルビうどんも食べている。私の素うどんが寂しい。外へ出るとさっきは待ちが無かったのに、10人ほどが待っていて人気店だと分かる。やっぱり博多もうどんだな。

帰りに櫛田神社にも行く。ここに来たのは何年ぶりだろうか。外国人観光客が非常に多い。何だか桜がきれいに咲いている。横の細い道も何となく風情がある。宿へ行き、部屋に入ると、もう完全に疲れた。ベッドに横になり、仮眠をとるつもりが本格的に寝入ってしまった。何と夕飯に出る元気も無くなっていた。

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