チェンマイ滞在記2023 その4(6)チェンマイを去る

2月17日(金)メーカー運河をお散歩

チェンマイ滞在も残り2日。今朝はお粥を食べに行く。この店は3回目だが、かなり気に入っている。やはり粥にしっかり味が付いているのが良い。先週はここから北へ行き、雲南朝市に顔を出したが、今日は南へ行ってみる。チェンマイに来てすぐに車で通りかかったメーカー運河を歩いてみた。

北海道の小樽運河に準えて整備されたとも聞いたが、それにしては規模が小さい。だが橋のところから歩いてみると、川沿いにかなり長いエリアが整備されており、飲食店も出来ている。大きな木などもあり、散歩している人もちらほら程度で、結構気持ちよく歩けた。2㎞ぐらい歩いただろうか。

そこから北に折り返す。結構歩くと広肇同郷会があった。チェンマイに華人は多いと感じているが、同郷会はこんなところにあるのか。中を見学しようとしたら、すごい勢いで犬が2匹が駆け出してきたので、慌てて退去した。更に行くと海南会館もある。こちらには犬はいなかったので、ゆっくり見学した。

一旦部屋に戻り休息。昼にターペー門へ行く。先日リス族村で出会ったUさんが、その先輩と一緒にランチを食べようと誘ってくれたので、出向く。3人で城内の中国料理屋へ向かう。ここは気になっていたが入ったことはなかった。店の人の中国語が非常に分かりやすい。聞けば台湾で働いていたらしい。それらしいメニューが並んでおり、喜ばしい。腹一杯食べる。

Uさんはリス族、先輩のYさんは潮州人を研究しており、特に潮州人についての話題で盛り上がる。我々は潮州人について実はほとんど知らない。台湾では客家は注目されるが潮州人と会ったことはない。とにかくマイナー民族、地域の研究者は少ないと知り、残念に思う。もっと勉強したい。

午後は荷物の整理に充て、夕方最後の晩餐に出る。何を食べようか迷ったが、何となくナイトマーケットへ行き、中華弁当にしようと向かう。だがなぜか弁当はない。単品で注文すると、焼きそばはすぐできたが、春巻きに時間が掛かる。まあ屋外でゆっくり食事するのも当分ないかもしれないと思いながら、一気に食べて帰る。

2月18日(土)ついにチェンマイを去る

ついに最後の朝を迎えた。何となく早く起きてしまう。窓の外から見えるプールも今日が見納め。結局ほぼ入らなかった。最後の朝はクラブサンドイッチを食べに行く。きれいなカフェでコスパも良い。店員の応対も丁寧だ。さわやかに食べて、さわやかに去る。今日はとても良い天気で、思わずターペー門で写真を撮る。毎日のように通った道に別れを告げる。

昼まで最終準備をして、12時にチェックアウトした。この1か月、掃除の人が何時に来るか、いつ部屋を空けるべきかと毎日考えていたが、今日はその必要が無かった。チェックアウトとフロントに言っても、特に感慨もなくすぐにOKになる。確かにこの1か月、この宿で大きな問題はなかった。だからフロントの人を煩わせることもなく、仲良くなる機会もなかった。

少ししたらNさんが車で迎えに来てくれ、空港まで送ってくれるという。しかも時間があるのでランチを食べようと、城壁付近の食堂へ入る。この店もどう見ても華人系だった。名物の薬草入り麺を食べる。これは予想以上に美味しい。こんな店もあったのかとまた一つ発見する。

空港までは僅か10分。入口で降ろしてもらい、Nさんは車を駐車してから来るという。ところが駐車場が満杯で結局最後は会わずにお別れとなった。チェンマイも既に観光業の回復が顕著ということだろうか。空港内に入ると、すごい行列があり、驚く。だがそれは私が乗るフライトではなく安心する。外国人もいるが、タイ人が多い。やはり国内線だからだろうか。

私の乗るライオン航空はいつも空いているのが有難い。チェンマイ空港、預け荷物は計量後、自ら共同の検査台に持込み、預けなければならない。私の荷物は来た時より重くなっているが、それでも20㎏ちょっとだったので、何とか運ぶ。フライトは特に遅れもなく、どんどん出て行く。チェンマイは街もコンパクトだが空港もサイズが良い。次回はもっと長い期間滞在したいと思う。

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