バンコク滞在記2023その1(1)タイ人の日本旅行熱

《バンコク滞在記2023その1》  2023年2月18₋26日

2月18日(土)バンコクにて

チェンマイからのフライトは順調にドムアン空港に到着した。今日はどのようにして定宿へ帰りつくのがよいかと考えたところ、Boltを呼んでみようと思いつく。車はすぐに捕まり、ピックアップポイントへ行ったが、かなりの人がそこで車を待っており、大混雑。自家用車や家人の迎えを待っている人もいるだろうが、その多くはGrabなどの配車アプリを使っており、皆が車を探して右往左往している。

私も予約した車を見付けられず、運転手からの通話はタイ語のみで反応できず、何と先方から予約キャンセルを食らってしまった。そこでちょっと火が付き、何としても乗ろうともう一度予約する。車がすぐに捕まるのは、観光客などを当てにして、待機しているドライバーが多いのだろう。今度は何とか探し当て、車に乗り込み一安心。

ドライバーは若い。普通のタクシー運転手は必ず『ハイウエー?』と聞いてくるのだが、彼からその問いはなく、推移を見守る。彼は地図アプリをセットして、忠実にその通り進んでいく。このルートは私が一度も経験したことがなく、どうなることかとドキドキ。ずっと下道を走り、何とナナあたりからスクンビットを越え、宿まで約1時間かけて辿り着く。これで250バーツはかなり安い。暇な時は今後ものこのルートを使いたいが、普通の運転手が応じるだろうか。

夜は買い物に出て、そこで巻きずしを買って帰り、部屋で食べた。チェンマイでは食べたいとも思わなかった日本食、そしてその価格はコロナ前と比べると20%は上昇しているのに、目の前に現れるとつい手が出てしまう。バンコクの物価はチェンマイとは比べられないし、誘惑も多い。

2月19日(日)旅行イベントへ

今朝はさわやかに目覚める。チェンマイはPM2.5がすごくて、散歩に出る気分が削がれていたが、バンコクは随分マシのようだ。クロントイ市場を抜けて行くと、今日も活気がある。漬物などに目が行くが、チェンマイとはちょっと品物が違う。MRTの先まで歩くと、新装なったコンベンションセンターが見えてくる。

かなり立派になった建物、ここで昨年G20会合が開かれたらしい。建物の中はかなり広く、イベント会場を探すのが大変だ。基本的に地下にあり、行って見るといくつかのイベントが並行して行われている。私は迷わず旅行イベントへ向かう。入口ではQRコードを読み取り、登録すれば入れた。

まだオープンしたばかりの会場、人はまばらだったが、日本関係のブース周辺だけに人が集まっているのが良く分かる。韓国、香港、台湾ブースもあるのに、なぜ日本にだけ人が集まるのだろう。既に感じていることではあったが、タイ人の日本旅行熱は半端なくすごい。その熱量を肌で感じる機会となる。日本側も都道府県ベース、ホテルベースなど、他国が国ベースなのに比べて、相当に細かい。気合が入っているが、その気合は成功するだろうか。

建物の横には大きな池があり、公園になっている。一度も入ったことがなかったので、ちょっと覗いてみる。日曜日の午前中、ランニングする人、散歩する人などが思い思いの時間を過ごしている。こんな近くに、リラックスできる空間があることを再認識する。そこからアソークまで歩き、BTSに乗る。

ランチの約束が、エカマイであった。そこはタイ料理屋だったが、家族連れなどでかなり賑わっている。タイ人が多いこともあるが、チェンマイと異なり、多くの客がマスクをしているのが気になる。今回チェンマイ旅をアレンジしてくれたUさん一家と会い、ここでイサーン料理などを美味しく頂きながら、チェンマイでの出来事を報告していく。

帰りに車でプロンポーンまで送ってもらい、そこから本屋へ行く。チェンマイで紹介されたオランダ偉人が英語で書いた世界の茶に関する本を手に入れたいと考えたのだが、係員に検索してもらうと、『この本の扱いはありません。Amazonで探したら如何ですか?』と言われてしまう。世はアマゾンの時代なのだ。

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