昼ご飯は結局フードコートで食べた。立派なフードコートだが、料金は普通のフードコートと変わらないのが良い。帽子はユニクロで買おうと思ったが、良いのが無く、1階のブースで100バーツで売っているのを買った。タイというところは立派なデパートでも、1階に雑多な店が並んでいるところもあり、面白い。ここでもクリスマス飾りが盛大に行われている。タイ人にとっての冬という特殊な感覚とクリスマスセールがうまく組み合わされているようだ。


夜は先日出会った旅行業のSさんと食事をした。お互いの家は近いので、その中間付近にある店が指定された。夜出歩かない、酒を飲まない私にとって、未知の領域である。夜7時過ぎ、広々とした吹き抜けの空間、お客はそれほど多くない。お客が増えるのは夜中近くになってかららしい。日本で言えば居酒屋で、料理の品数は多い。

Sさんは実は私の息子世代。我々の世代はある程度敷かれたレールの上を走っていれば安泰だったが、今やそうはいかない。社会システムの変化もあるが、多様性や自分らしさが求められ、そこに過度に嵌ると意外なほど厳しい社会ではなかろうか、と話していて思ってしまった。まあ、私も自分の好きなことをして生きて行こうと決め、それに従って自らレールを外れたので、今の若者でやる気があれば応援したいと思う。

12月5日(木)カオスイを食べる
朝出るのが遅くなり、昼近くなってダンバウを食べに行く。これも今年の食べ納め。腹一杯になったのだが、それから車を呼んで午後1時に、先日同級生夫妻とカオソイを食べに行く。カオソイドムアーンは私が最初にチェンマイでカオソイを食べた場所であり、店の雰囲気も含めて気に入っている。現オーナーのお母さんが始めた店らしい。若き日のお母さんと一緒に記念撮影した。華人経営だ。


車で夫妻の宿泊先近くの寺まで行き、彼らとはそこで別れた。何となく歩きたい気分であったので、堀の中をクルクル歩き、寺々を回り、それから外へ出てまた歩く。帰りに何となくマクドナルドへ寄ってしまったのは、なんだか不思議だ。いつもの安いセットを頬張りながら、チェンマイについて色々と考える。

12月6日(金)イタリアンで
いよいよ明日はチェンマイを離れるので、部屋にある物を整理して、買ったばかりのスーツケースに詰め込んだ。今回は意外と茶葉の量も少なく、相変わらず書かれた資料は皆無のため、思ったほどの分量にはなっていない。さすがに4か月も住んでいると、何となく離れ難い気分もあるが、一方ちょっとした解放感も漂う。
夕方ソンテウに乗って出かけた。夕飯は何とイタリアンだ。随分以前にヨーガ関係で会ったことがあるMさん。彼女は毎年バンコクとチェンマイで雑貨を仕入れたりしながら1か月ほど滞在しているのをFBで見ていたが、昨年はタイミングが合わず、今回ようやく久しぶりの再会となった。


彼女が指定したのがターペー門近くのイタリアンだった。ここはかなりの老舗で昨年も食べにきた。時間が早かったせいか、お客は殆どいない。暗くなると白人がワインなど飲んでいることだろう。パスタもピザも安定の味で美味しい。今回はこういう物をほぼ食べていないので、何とも有り難い。
