バンコク滞在記2023その2(4)

食後どこかでお茶でもしようと店を探す。ヤワラーで最も入りにくいカフェ?とある人が言ったお茶屋は今日も実に入りにくそうでパスした。その向こうにおしゃれない建物が見えたのでそちらに入ってみた。すると中の客がインド系で驚く。ここは一体どこなんだろう。すごくしゃれた雰囲気の店内に、次々と客がやってくる。後で聞くと、今売出し中のホテルだったようだ。因みにインド系観光客は昨年バンコクに来た時から相当目立っていたので、特に驚きはないが、若者でお金のある人が多く見受けられる。

ここでお互いのコロナ禍での生活などについて話す。インドもかなりひどかったようだが、今や何事もなかったように普通に戻っているらしい。私も一度アユルベーダドクターのところへ行きたいと思っているので、計画せねばなるまい。Tさんもヨーロッパから帰国し、今は京都に住んでいる。当たり前だが3年という月日はかなり長い。

皆さんと別れてMRTに乗り、先日行った王陽春へ行き、頼んでおいたお茶を取りに行く。やはり長女が対応してくれた。4代目候補が学校から帰ってくる時間かもしれないので、すぐに失礼した。ここのお茶は実に飲みやすいので、普段飲み用として好評だ。帰りに宿の近くまで来て、何故かエネルギーが切れた。初めて入る店で麺を食べたが、美味かった。どこで食べても安くてうまい、これがバンコクか。

3月17日(金)東京へ

何とか2か月分の荷物を纏めて宿を出る。思えば今回も意外と長かった。フライトは午後だが、念のため空港へは早くに向かった。前回チェンマイへ行く時、Grabで呼んだ車が全然来なくて困ったが、今回もやはり時間が掛かる。しかも何と私の位置情報が間違って送信されており、Yさんがタイ語で対応してくれ、難を逃れた。Yさんにも毎度毎度お世話をかけている。

車は高速を使い、30分ちょっとで空港に到着。チェックインカウンターで『ワクチン証明』と言われるのももう慣れたが、何をいまさらと、日本政府に不満の矛先が向く。結局昼間の時間帯は、税関検査も出国審査も言われるほど混んではおらず、また空港で大いに時間をつぶすこととなった。まあ喜ばしいことと言わざるを得ない。

満員の乗客を乗せた(その多くは花見のタイ人)フライトは順調だったが、それでも羽田到着は午後10時半。ここで降りるまで10分待たされた。すぐに外へ出てVisit Japanをかざして人込みを突き抜けて行く。終電の一本前に間に合うかと焦ったが、荷物が出てこない。その間に税関申告の電子手続きをして、何とか11時過ぎに荷物を受け取り、また走る。

やった、何とか電車に間に合ったと思ったが、何とそこには大勢の乗客がおり、乗り込めない外国人も多数いた。私は素早く一番前まで移動して何とか滑り込む。何度もドアが閉まらず、開閉が繰り返された後、列車静かにホームを離れた。積み残された外国人が遠くに見えた。日本って、こんな国だっけ?

その列車は4分遅れて品川に着いた。すると予定していた山手線には乗れず、一本待つことになる。そうなると今度は新宿の乗り換えにも間に合わず、結局終電と同じになってしまった。それでも運よく乗れたからよいものの、もし終電と思って1本遅い電車に乗っていたら、途中までしか帰れなかっただろう。そして羽田空港の大勢の入国待ち外国人には終電などあり得ないのだろう。どうする外国人観光客?

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