チェンマイ滞在記2023 その3(5)パン屋でトラブル

2月6日(月)パン屋にて

今朝はパンが食べたくて、いつものパン屋へ行った。ちょうど朝食を食べている客も少なかったので、初めてサンドイッチを注文して、店で食べてみることにした。先に持ち帰るパンを選び、これから食べるサンドイッチのオーダーを紙に記して店員に渡したのだが、サンドイッチはなかなか出てこない。店員が『合計380バーツです』と言ったので、そのまま払ったが、どんな大きなサンドが出て来るのかと思い、期待して待つ。

あまりに時間が掛かったので、コーヒーだけでも先に欲しいというと、オーナーが出てきてサンドもようやく出来たという。ところがそれはさほど大きくもなく、思わず『これはいくらなのか?』と聞くと140バーツと言われて驚く。それならテイクアウトと合わせても270バーツ程度のはずだが、とオーナーに告げると、店員が『あなたはテイクアウトのパンをたくさん買ったから』というではないか。

仕方なくバッグに今仕舞ったパンを出して、オーナーが計算するとやはり110バーツも余計に取られていたことが判明する。だが定員は謝るどころか、逆切れ状態で驚いてしまった。さすがにオーナーは謝っていたが、以前からここの店員は自分の店の商品の値段を把握していないと感じることがあり、今日はさすがにちょっと怒りが沸き、サンドを食べると足早に帰ってきた。パンはお気に入りなのだが、人を泥棒呼ばわり?する店に今後行くべきか、悩むところである。

そんなこともあり、今日は外出する気分ではなくなり、NHKを見た。何と大河ドラマ第一作『花の生涯』(1963年)の第一話がカラーで再現されているではないか。思わず見入ってしまった。井伊直弼は茶人でもあり、先日彦根に行ったことが思い出される。確か舟橋聖一の記念碑もあったように思う。しかしこの一話のみ、というのは何とも残念だ。

夕方腹が減ったので、近所の日本食の店へ行く。ここは先日ロングステイの会の会場だったのだが、話を聞くのに忙しく、ゆっくり食べた記憶がない(行ったのは10年ぶりぐらいか)。今日は一人でゆっくりと味わおうと思ったが、注文したカツカレーの量が多過ぎ(味は悪くなかった)で、食べ切るのに難儀した。これでみそ汁と漬物が付いて180バーツは何とも安い。日本人のご主人がやっていたお店、亡くなった後は、タイ人の奥さんがやっているという。

2月7日(火)ファーンへ

今日は先週末会ったヨックがファーンに帰るというので、その車に同乗させてもらう。ヨックが宿まで迎えに来てくれたが、この車は彼女のものではないと言い、その持ち主であるウドムがいる、民宿兼旅行会社へ行った。そこからウドムの運転で、約3時間150㎞近い道のりをファームまで走って行く。もしバスなどに乗ればもっとかかるだろう。

途中いい感じの山を見た。それから道端に大勢の人が並んでいるのが見えた。なんでもバンコクからエライお坊さんが歩いてくるというので、皆がそれを待っているというのだが、この炎天下、歩いてくる方もそれを待つ方もかなり大変なことだ。何とか3時間でファーンの街中にある、ヨックが経営するホテルに入った。

部屋は2階、シンプルだが清潔感がある。そして彼女の父親や一族、村の歴史などが展示されている。1階には村の茶を販売するコーナーもある。1階の食堂で遅い昼ご飯を食べる。ミアンを使ったサラダなどが出て来る。新鮮な野菜や肉は味が良く、ご飯が進む。村へ行くのは明日とのことで、今日は一人でファーンの街を歩いてみる。

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