バンコク滞在記2022 その3(6)パクナムへ

Iさんが興味あるというのですぐ近くの集友茶行を訪ねた。王さんはなぜか待っていたよ、といわんばかりに、昔の岩茶などを持ち出してきて見せてくれ、80年代の茶は実際に飲ませてくれた。これは恐らく前回話を聞いた後、『あの茶はまだあったはずだ』と王さんが倉庫を探した結果らしい。さすが80年の歴史を誇る老舗、厚みが違う。

そういえば今日は中秋節でヤワラーでも月餅を沢山売っていたが、奥さんが出してくれたのは月餅ではない餅。こういうところも何ともおもしろい。それから茶行のすぐ近くのラートナーの店にも入った。相変わらずいい味出している。ラスクみたいなものを売っていたので買ってみたが、こちらはあまりいただけない。

結構お腹が一杯になったので、その辺をフラフラ。どこかでお茶でもと思っていると、ちょうどダブルドッグが目に入る。ここは宇治で修行したタイ華人がやっているお店で、昔何度か行ったので懐かしい。お店が開いているだけでもうれしい。しかし中に入ると、何と予約のみ入店可能ということで、残念ながら留まることもできなかった。まあコロナ禍の措置としては仕方がないことだろう。

それから市場などを見て回ると疲れてくる。残念ながら適当なカフェもなく、スタバに収まる。ここのスタバの2階は広くて人が少ないので、かなりゆったり出来た。話し込んでいる内に雨が降り始めていた。かなりの雨だったが、何とかMRT駅まで走り、最寄り駅まで逃げた。しかしいつもはバイタクで帰るが、今日それは無謀。傘をさして歩いて市場の軒下などを通り、帰り着いた時はへとへとになっていた。

9月11日(日)パクナムへ

昨日の大雨が嘘のような快晴の朝。さすがにこれなら出掛けようと思い立ち、バスに乗る。昨日の夜バンコクの鉄道を調べていたら、我が宿近くも通っていたパクナム線。パクナムとはどんなところか気になり始めてしまい、ついにはBTSに乗り換えて、パクナムまで行く。昔はこんなところまでBTSはなかったが、その昔は路面電車で繋がっていた。

パクナム駅を降りると時計台が目に入る。その先、川沿いを行く。天気が良いと川の景色が映える。ちょうどスクンビット通りと市場が分かれるところまできて市場の方へ行く。スクンビット通りはバンコクだけでなく、何とトラートまで続いているという。いつかスクンビットを旅してみた。

市場の手前にフェリー乗り場がある。どこへ行くのか分からなかったので乗らなかったが、こんな天気の良い日の川旅もまた良いだろう。市場は予想より大きく、魚などがドカンと置かれていた。生きが良いのは飛び出している。人もかなり出ているようだが、私が行った時間は遅く、既に店仕舞いというところもあった。どこかに魚を買えば料理してくれるところもあったかもしれないが、見つからなかった。

ここにはかつてのパクナム線の記念碑があるようだが、今回は見逃してしまった。展望台が目立つので、その方へ歩いてみる。途中立派なお寺があり、少し寄り道する。展望台まで行くと、1階に子供たちがたくさんおり、何かイベントがあるようだった。タイ語で意味が分からず、上に上がるのを断念して外へ出た。駅の反対側へ向かう。そこにも寺があった。川沿いのきれいな寺。風がものすごく気持ちよい。

そこからBTSでサムローンまで戻る。Mさんと待ち合わせて牛肉麺の店へ行く。台湾人がやっているというので期待していたが、何と店は閉まっていた。仕方なく近くでカオマンガイを頬張る。これはまた美味い。それからソンテウに飛び乗り、駅近くのカフェへ。何と名前が喫茶店。そこでまた長々話し込んでしまう。気が付くと日が西に傾いていた。

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