バンコク滞在記2022 その3(4)エアコンバスの恐怖

店の前にちょうど来たバスに乗り込んだら、まさかの反対行き?一駅行くとバスは停まり、終点となったようだが、乗客の一部はそのまま乗っている。車掌がどこへ行くのかと聞いてきたので、MRTペチャブリー駅と答えたら、『すぐに降りろ』と言われる。おかしいと思い、表示を見ると、ちゃんとペチャブリー駅に停まると書いてある。始発のコントロールをする係員に訴えると、『乗ってよい』というのでまた乗ると、何と車掌が大声で『出て行け』というので驚いてしまった。

それから係員、運転手と車掌が大激論を交わしている。乗客も不思議そうに眺めていたが、一番不思議なのは私だろう。なぜこんな騒動になるのか、てんで分からない。運転手や係員が自分たちのバスがどこへ行くのか、なぜ分からないのだろうか。最後は車掌のプライドが優先され??、私はバスから降ろされ、次のバスに乗って帰った。後で聞いたら、エアコンバスは赤バスとルートが違うとのことだったが、初めからそういう話しなら激論はなかったはずだが、と最後まで解せない。

MRTに乗り換えると、駅の広告が目に入る。お茶飲料のCMなのだが、そのペットボトルに『おいしい』と共に『砂糖なし』と日本語で書かれているのには目を疑った。この飲料はタイ人向けではないのだろうか。早速近所のスーパーでこの飲料を買って飲んでみたが、正直美味しくはない。それでもタイが砂糖を減らす意識を持っていることは以前より知っているので、これもまた一歩前進だろうか。

フードコートで夕飯を探していると、何故かまたカオカームーが目に入ってしまった。美味しそうだったので昼夜連続で食べてみる。最近は作るのが面倒とか、光熱費高騰などでカオカームーを出す店が減っているというが、やはり豚足とそのソースは美味しい。これは潮州人の食べ物だ。

9月8日(木)ルンピニ公園へ

昨日に引き続いて図書館へ行こうと思った。今日はバンコク市立図書館を目指したが、赤バスに乗っていると、ルンピニ公園が見え、そこにも図書館があるとの表示が出てきた。思わず降りて確かめることにした。ルンピニ公園の名前にはとても馴染みがあるが、恐らくこの公園に入るのは初めてバンコクに来た1987年以来ではないだろうか。懐かしいというより、新鮮さがある。

公園内はかなりゆったりとしており、その中に平屋の建物があった。これが図書館なのか。中に入るとタイ語の表記しかない。受付で聞くと英語で回答があり、英語の本は少しあるという。見てみると私が必要としている本は無さそう。日本語の小説もなぜかまとまってあったが、今は小説を読む余裕はない。久しぶりに英語の新聞を読む。これからはネットでタイの英語新聞を読むようにしようと考える。

公園内を散策する。この公園がこんなに気持ちが良いとは思ってもみなかった。平日の昼間でも散歩している人もかなりいる。池があり、時計台もあり、いい風も吹いている。今日は曇りで暑くないのも良い。周囲には高いビルも見えるが、とにかく都会のオアシスとして、十分に機能している。

公園を出る所に銅像があるのだが、コロナ禍のせいか、近づけないようになっている。まだコロナは終わっていないのか。10月1日にはタイのコロナ終息宣言が出るらしい。昼ご飯を食べるべく、シーロムに行く。昔時々行った和食店、とんかつが旨かったが、今やランチでも400bするから、簡単には来られない。カウンターで食べているのはタイ人のお金持ちで、私も日本人の料理人からタイ人と間違えられ、ちょっと不愉快になるが、それもまた仕方がない。

帰りにパッポン、タニアを歩いてみたが、それほど人の動きが活発になっている雰囲気はなかった。勿論昼間なので夜は違うかもしれないが、コロナ禍のダメージは大きかったであろう。帰りもバスに乗ったが、途中から雨が降り出し、またスコールに見舞われた。最近はとにかく雨にやられる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です