バンコク滞在記2022 その2(1)ナンルーン市場のカレー

《バンコク滞在記2022(2)》  2022年8月16₋24日

8月16日(火)近所の朝ごはんと晩御飯

朝ご飯のバリエーションを増やしたい。ということでネット検索すると、すぐ近くに有名店があるらしいと分かった。先日行ってみると日曜日だったからか店は閉まっていたので、本日再挑戦する。ほんの歩いて5分なのだが、通りの歩道橋を渡るのは意外と難儀な物だ。何とか向こうへ行き、目指す店に辿り着く。

そこには朝9時でも行列が出来ており、基本的にはテイクアウトする。ご飯とおかず二品が定番のようだった。私もイカ炒めと骨付き豚をオーダーして中の席で待つ。確かに美味しく料金も高くはない。ただお客が多過ぎて何となく慌ただしい。急いで食べてすぐに出てきてしまった。

昼間は原稿書きとプール。前回プールもコロナ禍で閉鎖になり、十分に入れなかったのだが、今回はゆっくりと入れる。ただ肘肩痛の影響は意外と大きく、長い時間泳いでいると後で傷みがでる。ではゆっくり本でも読もうかと思っても、目が悪くなっており、やはり長時間は耐えられず、そそくさと部屋に戻ることになる。

夕飯の選択肢として、近所に出来たすき屋へ行ってみた。昨日のかつやや吉野家などは海外では少し高級志向を取り、様々な現地商品を開発しているようだが、すき家は基本的に台湾をベースにしているのかもしれない。牛丼、野菜炒め、みそ汁のセットが109bだから、これは台湾と同じメニューで料金的にも安い。現地化を図っているのだろうか。

8月17日(水)ナンルーン市場へ

今日は同窓生のOさんからお誘いがあり、Oさんの車で出掛ける。どこへ行くのかは分からない。ヤワラーの方だと聞いたが、車は全く知らない道を行き、全く知らない場所で停車した。そこは古い華人街を思わせ、長屋のような建物が続いている。その一軒の食堂に入っていく。

ここのカレーは美味い、というので、食べてみると確かにスパイシーではなく、日本のカレーのようで美味い。ポークカレーライス45bに半熟卵をトッピング。きゅうりと一緒に食べるとよく合う。冬瓜も入っていたようだ。タイでカレーというとなぜかグリーンカレーとレッドカレーとかいうが、あれはカレー粉を使っていない。カレー粉を使っているとすればタイ南部が起源ともいうマッサマンカレーだろうか。これも近年突如注目され、日本の牛丼チェーンのメニューまで入ったが、今日のカレーはそれとも違う。独自のレシピという以外知りようがない。午前中に売り切れることも多いというからタイ華人にも人気のようだ。

この近くにナンルーン市場がある。日本人観光客が来るようなところではないが、近年バンコクでは美食市場として、YouTubeなどで取り上げられることが多いという。ここにはきちんとした食事スペースがあり、市場の中にフードコートがある感じだ。一番人気はタイカレーらしいが、我々はOさんお勧めのバンミーを食す。雲吞、叉焼、そしてこのスープがまた美味い。幸せな気分。やはりバンミーは華人の食べ物だ。

それから市場の横にあるおしゃれなカフェに行く。コロナ禍で旅行できないとき、Oさんと奥さんが何気なく来たこの市場のカフェにはまり、今でも月に1₋2度来るという。確かに落ち着いた雰囲気があり、コーヒーも美味しい。Oさんは週末の午後、ここでドリンクを三杯飲んで読書するのだという。この日は平日で近所の役所の若手が来ており、少し騒がしかったが、昼休みが終われば、静寂が訪れ、気が付くと夕方まで話し込んでしまった。

帰りは小雨の中、大渋滞に巻き込まれる。ある意味でこれが以前のバンコクだったなと懐かしんだが、一体いつになったら着くのか分からず、最後はファランポーン駅で車を降りてMRTに乗った。雨は上がっていたので、近所の麺屋へ行く。麺屋ではない。昼間はタイヤ屋だが、なぜか夕方から時々麺屋になる。ここの麺と煮込んだ鶏肉、そして濃い目のスープが華人らしくて好きだ。

帰宅後Oさんからメールが来た。私の宿にあるムエタイジムに、三浦知良の息子が来ており、近々ムエタイの試合があるというので、格闘技好きの間で話題になっているらしい。そういえば昨日エレベーターですれ違った若者がそうだったかもしれない。バンコクでは若い女性に大人気とか。

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