ある日のバンコック日記2020(17)バンコックのランチ

2月29日(土)近現代史の会

今日は4年に一度の2月29日。8年前のこの日に母の葬儀を行ったことが思い出される。何しろ大雪が降っていたのだから、忘れられない。母からこの日を忘れるな、と言われているようだが、やはり4年に一度思い出す程度では、誠に申し訳ない。

今回は珍しく、日本人の集まりに参加することになっていた。時期的にどうかと思っていたが、Y先生のお誘いもあり、またテーマにも興味があったので行ってみることにした。待ち合わせまで時間があったので、久しぶりにプロンポーンにある洋食屋に入ってみた。11時半過ぎだというのに、結構混んでいて、相席と言われてビックリ。まあ単身赴任のおじさんなどがランチを求めてきたのだろう。メンチカレーを美味しく頂く。味噌汁が付いているのが如何にも洋食屋でよい。

Y先生に連れられて、日本人が主催している貸しスペースへ向かう。ここは2-3年前に一度、お茶会を開いた場所だった。比較的年齢層の高い方々が10数人集まってくる。今日のテーマは日本国憲法。講師の方が非常に丹念に調べた結果をきれいにまとめて発表され、とてもきめ細かい内容で正直驚いた。憲法論議はとかく改憲だ、擁護だ、アメリカの押し付けだと政治的な話しになりがちだが、元々歴史的にはどのような過程を経て作成されたのか、史実に基づいてもう一度きちんと整理するべきであり、その上でぎろんすべきであろう。大変勉強になった。

3月1日(日)東京マラソン

今朝は早く起きてみた。というのも、東京マラソンが開催されるので、そのレースの様子を知りたかったからだ。スマホを見てみると、FODというので、生中継するらしい。海外でもVPNをかませれば、視聴可能ということで、設定を試みた。基本的に東京オリンピックが7月に開幕する可能性はほぼないが、MGCの結果もイマイチだったので、代表権のかかったこの大会は見ておきたいという気持ちがあった。

案の定、一般参加の3万人のランナーは走ることが出来なかった。正直に言えば、各スポーツが自粛されていく中、この時期にマラソンなんてと思ったが、東京では応援自粛要請にもかかわらず、7万人以上の観客が沿道で応援していたというから、これには世界も驚いたことだろう。

最初は部屋で見ていたが、ネット環境が弱く、途切れがちで困った。途中から1階のロビーに行き、何とかレースを追うことができた。大迫は途中で一度遅れたが冷静だった。井上は最後までもたなかった。設楽は最初から調子が悪かったようだ。まあとにもかくにも、日本新記録でゴールにたどり着いた大迫はやはりすごい、彼こそが世界で戦える人材だと言わざるを得ない。

来週のびわこもあるが、男子はこれで決まりだろう。後はいつオリンピックが開かれるかにかかっている。個人的にはロンドンで可能ならば、会場を移してもよいと思っていたが、ヨーロッパも徐々に感染が広がっているようだから無理だろう。マラソンは東京オリンピックなのに札幌でやるのだから、ロンドンでもどこでもできるところでよいではないか。まずは選手のことを第一に考える、現実的な対応が欲しい。

何だか朝早く起きて、ちょっと興奮してホッとしたら、お腹が空いた。昼前に近所のマックに行ってみると、いつもの日曜日なら子供連れが沢山いる店内に客は全くいなかった。代わりにデリバリーの配達員が数人オーダーしており、受け取りを待っていた。いよいよバンコックでも外出自粛が本格化する感じだ。後から中国人が入って来て10人分ぐらいの大量オーダーをして、テイクアウトで店員と何か揉めていた。その後白人カップルがやってきたが、店内は本当に静かだった。私も食べたらさっさと立ち去る。

3月2日(月)ランチ会

1週間前にランチ会があり、それが意外と楽しかったので、今回もお茶会メンバー数人でランチを食べることになった。今回の場所はエカマイ、ということで、バスで向かうつもりだったが、そこはタイのバス。いつになって出発せず、つい我慢できなくなって、バイタクを拾って進む。だがバイタクはやけに早い。時間前に着きそうになったので途中で降りて、時間調整しながら歩いていたら、何と店を通り過ぎてしまった。

洋食屋さんで、ハンバーグセットを食べる。デザートにティラミスまで出てきて、美味しく頂く。ただ今回は主催者のMさんが都合により欠席となったこともあり、余り方向感のない話になってしまったようで申し訳ない。やはりお話会というのは、きちんとしたテーマがあった方が話しやすいようだし、質問などもしやすいのだろう。

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