ある日のバンコック日記2020(18)日系航空会社の対応は

ANAへ

BTSまで歩いて行き、シーロムまで乗って行く。段々外出が不自由になるようなので、一度出かけた際に、他の用事も済ませる方針を取ることとなる。今日はANAの支店へ行き、特典航空券のキャンセルについて相談するつもりだった。何だかネットではキャンセルできないみたいなので、困ってしまっていたからだ。

バンコック支店に行くのは初めてだった。ビルの2階に上がると、店の外まで大勢の人が待っているのが見えた。店内も人で溢れている。どうやら、コロナ関連のキャンセルについて、無料でできるかなど、混乱が生じているようだった。先日のエアチャイナとのあまりの違いに驚いた。

店内に番号の紙があったので取ってみたが、一体何人待っているのか、いま何番の人の対応をしているのかも分からず、困ってしまった。電話も鳴りっぱなしで誰も取ろうともしない。ただ流石にタイ人と思うのは、これだけ訳も分からず待たされているのに、誰も怒ったり、文句を言っている人がいないことだ。

仕方なく支店内をウロウロしていると、白人さんが別室で何やら交渉していた。外で待っているのはタイ人ばかりのように見えたので、私も誰かが対応してくれないか、今の状況だけでも知らせてくれないか、と見回ってみると、マイレージデスクがあり、そこのスタッフが日本語で声を掛けてくれた。

特典航空券の件だというと、親切に色々と教えてくれた。だがそこで分かったことは、なんと『特典航空券のキャンセルは電話でしかできない』という衝撃的な事実だった。先日のエアチャイナは、全てネットでするものだったので、ここで日中のネット事情のあまりに大きな差に愕然となってしまった。日本は、何かあると店へ行くか、電話するかという、いまだに20世紀型の経営なのだ。

宿に戻ってすぐに電話しようかと思ったが、きっとパンク状態だろうと思い、まずはPCで予約の変更を試みたが、6月以降の予約はなぜか入れることができない。なぜできないのか、その辺の事情も分からないので、結局夜10時(日本時間深夜12時)に無料の番号に電話をしてみた。だが案の定、繋がらない。結局1時間以上経って諦めかけた頃、突然先方が応答し、話が始まった。

まあ残念ながら余計な確認やら、お知らせなどで時間をどんどんとられていく。そして肝心の予約変更も可能だというが、なぜネットではできないのか判然としない。最終的にもう一度変更となれば、また電話しなければならないので、キャンセルすることにした。オペレーターもクレームにはウンザリしているだろうから、何も言わなかったが、文句を言いたくさせるに十分すぎる対応ではある。

更に予約キャンセルは電話のみで、メールなどの確認も送られてこないので、不安になってしまう。翌日Yさんに話すと、ネット上の予約を確認するように言われ、すでに消えていたので、ようやくキャンセルを確認した。尚サーチャージの返還に関しては、何のお知らせもなく、1か月ぐらい経ってから、クレジットカードに突然戻されていた。まあこの時期だから文句は言えないが・・??

3月5日(木)コロナ混乱が本格化

昨日は一日中歩き回っていたので疲れてしまった。今日は朝から部屋にこもって過ごす。何と楽しみにしているプールも閉鎖されるらしい。運動不足が加速する。この宿では2月に最新式のジム器具も入れたばかりだが、使われることもなく、ジムが閉鎖されている。段々気がめいってくる。

ニュースを見ていると、日本では迷走が続いている。ついに中国と韓国からの帰国者に対して、2週間の自宅待機が要請された。既に遅すぎるだろうとの指摘が多く寄せられている。しかしそれにもかかわらず、オリンピックは通常通りに行うというのだ。あの元総理などは、精神論むき出しで、マスクなどつけず頑張ると言っているから驚きだ。日本が仮に開催しても世界の誰がやってくるというのだ。日本の政治家はどこを向いて話しているのか、全く分からず、困惑する。まさに狂気の沙汰だ。

いよいよタイからも日本が危険な国とみられるようになり、『タイ入国日本人も2週間隔離か??』とのうわさが流れ始めた。最近日本語で話していると、周囲のタイ人の目が厳しくなってきているのが分かる。私は既に2か月近く日本に帰っていない、と説明しないといけない状況になってきている。ちょうど部屋をもう1か月借りる契約をしたが、これは正しい選択だっただろうか。神のみぞ知る、というところか。

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