ある日のバンコック日記2020(2)いつものバンコックで

1月9日(木)
いつもの一日

何となく体は重かったが、朝は7時に起きる。ここに泊まるといつも朝はYさんとコーヒーを飲んで一日が始まる。そしてタイで起こっている様々な出来事や変化を学び、私が知りたい情報なども得て、その日の活動方針が決まったりもする。朝ご飯は敢えて食べず、アメリカンをすすりながら1時間を過ごす。

 

普段はそのまま部屋に帰るのだが、今日はやはりどうしても我慢できずに、近所でコムヤーンを食べる。これにカオニャオ(もち米ご飯)を一緒に食べると幸せが蘇る。しかも値段はたったの45バーツだから、何とも嬉しい。それから昨晩支払った領収書をもらったが、その際、契約書にサインした。ホテル契約ではなく、月極賃貸契約のようだ。何とも大げさだが、これも法令で定められているのだろう。

 

フロントからプールとジムが使えることを告げられる。これまでもプールがあることは分かっていたが、今回改めて見に行ってみる。時間帯によってはサウナまであった。こういうホテルファシリティを日本人はあまり使わないので、本当にもったいないと思われているようだ。

 

昼ご飯もいつもの食堂と呼ばれる場所で、いつものヤンマーマを食べる。なんだか生活が落ち着いてくる。やはりコスパがよい食べ物を食べている時が一番良い。午後は出掛ける。バイタクでプロンポンに行く。これも以前は料金確認などしていたが、今は40バーツ渡すだけで簡単だ。GRABの発達により、料金も透明化されていく。

 

バンコックは思っていたより暑く、連日昼間は33度を越えている。服装もTシャツなどを増やす必要があり、買いに来たのだが、昔に比べればTシャツの値段も2倍ぐらいする。タイの物価は確実に上がっている。日本の物価は上がらないから、タイ人にとっても日本がどんどん安く見えるだろう。

 

続いて、壊れたデジカメを治しにいく。地下鉄ラマ9駅で降り、電脳ビルに入る。前回探した時、殆どがスマホ用ショップで、デジカメを売る店は少ない。ましてやデジカメを直してくれる店はほぼなく、何とか1軒見つけておいたのだ。そこに2つのデジカメを持ち込んだが、1つはパーツがないので治せない、もう一つは何とか動くからこれで我慢しろ、という内容でがっかり。もうデジカメの使命は終わったと言われた気分であり、今はそういう時代なのだと悟る。

 

夜はテレビを見る。タイではちょうど東京オリンピック予選を兼ねたU-23サッカー選手権が行われているが、私の住む部屋では残念ながらこの放送を見ることはできない。既に日本は出場権を持ってはいるが、初戦でサウジに負けている。一方西野監督のタイは好調のようだ。仕方なく、バレーボールを見る。こちらも東京オリンピック女子最終予選がナコンラチャシマで開催されている。悲願のオリンピック出場を目指すタイは今日、背の高いオーストラリアを圧倒して準決勝にコマを進めた。

 

1月10日(金)
タイ関連の情報

午前中は書き物に没頭した。昼ご飯は何とこの宿の従業員と一緒に食べてよいとオーナーから言われ、社食?を食べる。今日は根菜スープにチキンを入れるチキン麺。これはとても美味しかった。食事が美味しいと、仕事への張り合いも出てくるだろう。有り難い。

 

午後はバスでアソークまで行ってみる。いつの間にか赤バスの料金は6.5から8バーツに値上がりしている。これも世の流れだろう。アソークで以前よく言っていた100バーツ床屋に行ってみる。ところが昨年120バーツに値上がりしたと思ったら、もう150バーツになっている。そして平日の昼とはいえ、閑古鳥が鳴いている。近くの500バーツ床屋はちゃんと客がいるのだから、明らかにコスパが悪く、競争力が無くなった。私も次回は地元床屋にチャレンジしようか。

 

アソークの知り合いのオフィスを訪ねる。旧知のO社長はいつもながら親切で、今回の私の調査への助言、具体的な手助けをしてくれるので、何とも有り難い。更にはこのオフィスには、何と図書室があり、そこには東南アジア関連の書籍がかなりまとまってあるので、それを見せてもらう。中には貴重な情報や意外な観点が載っており、少し前途が開けた思いだ。

 

帰りにターミナル21に寄ってみる。既に旧正月用の飾りがされており、多くの観光客が写真に収めている。やはり中国人が多い。店内の店舗はそれほど変わった様子はなく、レストランなども人が入っている。上のフードコートに行ったら、5時頃なのに席を探すのが大変だった。それにしてもカオマンガイが100バーツとは、やはり高いと言わざるを得ない。

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