ヤンゴン散歩2014(9)賑わうジャパンフェスティバル

ジャパンフェスティバル

今日はJETRO主催のジャパンフェスティバルへ行く。昨日のエンタメの裏側、いやこちらが表だ。入口でいきなり、キッコーマンとエースコックが試食を行っている。良いにおいがしている。中に入ると日本企業が約200社、ブースを構えていた。飲食、家電から日用品まで、これだけの有名企業が来るというのは余程ミャンマーが期待の市場なのだろう。いや、熱がまだ冷めていないということか。

 

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会場内はミャンマー人で溢れていた。こちらも日本企業への期待が感じられる。食品や文具などは結構売れている。ヤクルトなどは早々に売り切れたらしい。ケースが空だった。『昨日の日曜日はあまりに人が多くて、休む暇もなかった。今日はかなりマシだ』とある企業関係者は言う。『ミャンマーには日本滞在経験のある人たちが予想以上に多いので、彼らが懐かしんで買っていく』との話もあったが、富裕層は以前からヤンゴンのスーパーで高い日本製品を買っていたのだ。

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自動車以外の殆どの業種が売り込んでいた。ミャンマーは本当に市場になるのだろうか。韓国勢との競争に勝てるのだろうか?

 

レストランはお客にドネーション

TTMとランチ行く。最後の食事なので普通のミャンマー料理を選択。ビュッフェ形式でおかずを自分で取る。スープも無料だし、ラペソー(食べるお茶)も出て来る。結構うまい。外国人旅行客もガイドに連れられてきている。自分で選べるのが良いのだろう。

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レストランでは飲み物も無料で出されるなど、何だか得した気分。だが中国などの考え方では『これはサービスを見込んで料金を設定している』と思ってしまうが、TTMによれば、『これはオーナーのドネーション。儲けばかりを追っていては、結局儲からない。常に店のオーナーはドネーションを行うのがミャンマー流』とか。

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この考え方、今の中国と日本に欲しい!お寺に寄付する以外にも、お客に還元していく、大事なことだ。これが長く社会が回る仕組みではないだろうか。

 

お寺ライブ

そしてTさんに紹介されたお寺へ行く。既に講堂には小学生が沢山集まっていた。そこへ昨日の井上ジョーと黒宮ニイナが現れる。NHKワールドの番組収録なので、いきなり講堂には入らず、お寺の付近を歩き、住職から話を聞く。井上君は英語も流暢で、驚く。黒宮さんは勿論ミャンマー語と日本語の通訳を引き受ける。地元メディアも取材に来ており、反対に質問を受けたりしている。

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予想はしていたが、全然予定通りには始まらない。住職は自分が言いたいことをどんどん言い、黒宮さんは通訳に苦労している。そしてようやく講堂に入ると子供たちの出し物が始まった。それが延々と付き、番組ディレクターも困り果て、住職が子供たちを制した。

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そしてTさんが指導したという日本の歌、『四季のうた』を子供たち代表が歌う。何となくちょっと違うような気もしたが、先ずは歌ってくれることが嬉しい。歌い終わると井上君が一人一人にノートとお菓子を渡す。みんな誇らしげにそれを貰う。良い光景だ。

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とうとう井上君の演奏が始まる。音楽があれば言葉は要らない。彼は結構なパフォーマーで子供たちの頃を掴んだ。ギターを弾きながら走り回る。大喜びだ。ちょうどのその時、私の出発の時間が来た。井上君に感想を聞きたかったが、その時間は残されていなかった。

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ネット繋がる空港

空港までは30分もあれば行く、ということだったが、かなりの渋滞に巻き込まれた。まあ、乗り遅れたら、また泊まればいいや、ぐらいな感じで焦りはなかった。出発1時間前には空港に着き、チェックイン。

 

チェックインカウンターでは、私の荷物を計り、重量オーバーで預け荷物となった。こうなることを想定して初めから20kgまでの料金を払っていたから、問題はないのだが、ドムアン空港では何の問題もなく手荷物に出来たのに、とちょっと不満。

 

ここでTTM、SSとお別れ。でもまたすぐに会えそうな気がしていたので、あっさり別れた。空港内ではネットが無料で繋がった。これはかなりの進歩だ。ミャンマーは確実に進んでいる。これからも来るたびに変わっていくのだろう。

 

日本経済研究所月報コラム「アジアほっつき歩る記」第26回「ミャンマー ヤンゴン最新事情」http://www.chatabi.net/colum/750.html

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