《チェンマイ滞在記2024(5)》 2024年9月25日‐10月8日
9月25日(水)洪水発生
FBを眺めていると、タイ北部で洪水が発生していると、数日前から投稿がなされている。ついにはミャンマー国境、メーサイの市場が流されたと聞き、驚いてしまう。その昔あの市場の宿に数日滞在した日々が思い出される。実は我が宿の周辺、雨は降っているのだが、道路の水が溜まることもなく、洪水の実感は全くなかった。地元民によれば、『チェンマイは毎年、こんなものさ』とこともなげに言うので、安心しきっていた。
それでもニュースが頻発してきたので、今日は取り敢えずピン川の様子を見に行ってみた。ソンテウを拾い、『ワーロット市場』というと、普通に乗せてくれる。堀端の水位はかなり上がっているが、まだ溢れるという感じはない。市場周辺の道路も水が溜まっている場所が所々にあるだけで、問題はない。
だがピン川の様子を見ると、水位はほぼ限界ではないかと思われるほどに上がっていた。周辺の店はどこも開いており、まさにこんな物さ、という感じだった。観光客はその様子を動画に収めている。ちょうどバンコクのYさんから電話があったので、実況中継のように周囲の様子を伝えた。
市場から南へ向かう。ナイトバザール付近では、店の前に土嚢が積まれているところがある。洪水になることは想定されているようだ。その向こうの橋に行くと、その南側の水位は限界を超え、一部川沿いのカフェなどに浸水している様子が見える。やはりチェンマイでも洪水は発生していたのだ。
さらに南へ行くと、五つ星ホテルの南の道路は既に冠水しており、ここから先を徒歩で進むのは難しい状況になっていた。横の道も同様で、戻るしか道はなかった。ただタイ人の中にはサンダル履きでその水の中を歩いて行く人々がいる。この辺が彼らの日常なのだろうが、今回も例年同様なのだろうか。私には分からない。
ターペー門付近まで歩いて戻る。ふと横道に入ると、懐かしいイタリアンがあった。食べようかなと思ったが、そのまま進んでいく。すると和食屋が出てきた。焼き魚定食の文字に引っ張られて、中に入ってしまった。確か昨年1度連れて来られた記憶がある。いや10年以上前にもここで食べた記憶はある。
焼サバ定食は160バーツと安かった。あまり料金も変えていないのだろう。オーナー夫人はタイ人だが、何故かマヨネーズを2つも持って来た。日本人にはマヨネーズ、という感覚が身に付いているらしい。特別に美味しいというわけではないのだが、何だかこの定食は懐かしい味がした。その先の雑貨屋は写真スポットで、数は少ないが観光客が写真を撮っていた。
9月26日(木)床屋へ
これまでチェンマイで床屋へ行く必要はなかったが、今回は4か月の滞在なので1度は行く必要があり、床屋を探した。タイ語は読めないのだが、近所には100、という文字が入った床屋が沢山あるので、どこでもいいかと簡単に考えていた。だが朝9時台に歩いてみても、開いている店は多くなかった。
ようやく1軒見付かったので、声を掛けたが、何と150バーという。表には100の文字があるというと、『あれは子供料金だ』というのだが、翻訳ソフトをかざすと、そうは翻訳されないのはなぜ。2₋3軒聞いてみたが、どこも似たような返事で驚く。ただ面白いのはどこも英語で返事が来ることだろうか。