《チェンマイ滞在記2024(3)》 2024年8月23日‐9月1日
8月23日(金)カオスイとかつ丼
朝、香港行のフライトを予約したのだが、昼になってもコンファメーションが来ない。航空会社のサイトから直接予約したので間違いはないと思うのだが、どうなっているのか分からない。クレジットカードも新しくなったが、残念ながら決済ではねられてしまっている。全く状況が良くわからない。
昼に麺を食べに行く。宿のすぐ近くの有名店は連日長蛇の列で、今日など混乱からけんか?も起こっている。チェンマイカオスイ一杯食べるのに、こんなに並ぶ必要があるのか、と内心思いながら、その横をすり抜けて、近所のカオマンガイ屋へ向かう。先日ここで出会った日本人から『実はカオソイも旨いよ』と聞いていたので、一度食べてみることにした。
この店は美味しいと思うのだが、お客はそんなに多くはない。料金も変わらない。チェンマイカオソイは、見た目も良く、味も良い。観光客というのはどうしても有名店で食べた、ということが大事であり、インスタ映えするので仕方がないが、今や地元民の私にはここがちょうどよい。そしてここで出される無料のお茶が濃い。これは華人の特徴であり、何とも参考になって有難い。
夕方また外へ出た。ニーマン方面へ向かう。ニーマン交差点からそう遠くない場所に和食の店があるというので、ちょっと覗いてみることにした。正直海外に居る時は、さほど和食が恋しくならない私だが、4か月も滞在となると、一応手軽な場所を押さえておきたいと思った。だが、Googleを頼りに歩いてみても、その場所に行き着かない。
非常にひっそりとその店はあった。海外の和食屋にありそうな雰囲気もない。早い時間でお客もほぼいない。ただメニューを見るとしっかりした日本語であり、料理も日本食(タイ式ではない)、という雰囲気が出ている。取り敢えず試しにかつ丼を食べてみる。何とドリンクは、緑茶や水などが無料で飲める。これはタイの屋台式であり、好感が持てる。
かつ丼はしっかりかつ丼だった。味噌汁も問題がない。これで160バーツなら安いと言えるだろう。店には日本人の姿は見えないが、奥にいるのだろうか。従業員のタイ人の愛想も良い。ロングステイのお爺さんが一人で食べていたり、タイ人親子が焼き魚を食べていたりと面白い。これは時々訪ねてしまうかもしれない。
8月24日(土)老舗へ
週末はお休みにしようと考えて、ゆっくりと起き上がる。ランチにダンバウ(タイ語はカオモック?)を食べに行く。自分がお美味しいと思えるものを手じかな場所で安い料金で食べられるのは何とも有難い。何とか調べ物を進め、文章の一つも書こうと思うのだが、どうしても気力が沸かず、進まない。更年期障害、というのだろうか。どんどん疲れを覚える。
香港行のフライト、予約が取れていないと思い、別サイトから別日で予約したら、あっという間に予約が完了した。だが何となく不安が過り、もう一度最初の航空会社に問い合わせたら、何と予約済みとの回答が来てしまう。こういうのはある意味の詐欺ではないかとも思うのだが、人生初のダブルブッキングに見舞われ、かなり落ち込む。
夕方Nさんが車で迎えに来てくれた。昨年からチェンマイに来ると時々会っているのだが、色々と忙しいようで、なかなか時間が合わなかった。チェンマイの事を教えてくれるので実に有り難い存在だが、あまり煩わさないようにしようと思う。チェンマイに住む人にとって、私のような存在は、迷惑な場合もあるだろう。