Sさんが迎えに来てくれた。車でMonsoon Cafeへ行く。ここならゆっくりお話ししながら夕飯が食べられることからチョイスされたらしい。すると約束していなかったがオーナーのケネスが現れ、私はいつもの茶談義に入ってしまう。林さんもさっきの潮州料理でお腹は減っていないだろう。
部屋に帰ってパリオリンピックを見た。前回までのように全部見るような真似はしていないが、今晩は北口はるかのやり投げを見た。まさか女子投てき種目で金メダルを取る日本人が出るとは、誰も想像していなかっただろう。表彰式でプレゼンターを務めたのは、何と有森裕子。道を切り開いた2人の顔は美しかった。
8月11日(日)オリンピックも終わり
今朝はゆっくり起きた。林さんとは夕飯で会うことにして、今日はお休みとなる。正直ここ数日間は疲れが溜まってしまった。元々東京でオリンピックを毎日見て、ある日バンコクに飛び、チェンマイに移動して、思いがけず観光などもしてしまう。もう歳なんだから休むべし。
昼ご飯は、ずっと食べたいと夢に見ていたダンバウ。近所に美味しい店があるのを昨年発見したが、実に久しぶり。このカレー味のご飯と鶏肉、思わずいいですよね、言いたくなる。これで60バーツだから、チェンマイ滞在は止められない。次回はカオマンガイを試してみよう。
オリンピックは最終日の女子マラソン。鈴木優花があの富士山女子駅伝を彷彿とさせる登り坂で健闘したが、もう一歩及ばなかった。それでも大いに盛り上がる。一山はとても残念。前田は走らなかった。マラソン代表の選考は難しいのだろうけど、勢いのある選手で戦ってほしい。
夕方Sさんがやってきてレストランに連れて行ってくれた。時間がやや早かったので、スーパーで買い物もできて良かった。今晩は林さん最終日でディナー。林さんのお知り合いも参加して、タイ料理を食べる。かなり繁盛している店で、週末でもあり、客で埋まっている。我々のオーダーも埋まってしまい、なかなか出て来なかった。食事は美味しく、会話も楽しい夜だった。
8月12日(月)新たな出会いと嬉しい再会
ようやく落ち着いてチェンマイ生活に入れる朝。まずは牛肉麺を食べに行く。昨年出会っているはずだが、先方は忘れており、ちょっとガッカリではあるが、麺は相変わらず美味しい。部屋に戻るとHさんから連絡が入ってきた。お昼にバンコクから来た友人と食事をするというので合流した。
このバンコクから来たSさんは在住30年近い方で、共通の知り合いも沢山いた。しかもその内の一人Kさんは一緒にチェンマイに来ているというから驚いた。また私の奇妙な話にも合わせてくれる稀有な人でもあったので喜ばしい。食事の場所はアカ族がやっているピザ屋さん、というのも面白い。
一度部屋に帰り、夕方Kさんに宿泊先を訪ねて、一緒に夕飯の場所に向かう。メージョー大学近くで、かなり郊外だが、今は車を簡単に呼べるので特に問題はない。Kさんはジャーナリストであるが、今は記事を書く場が激減し、色々な仕事をしていると聞く。そう、コロナなどもあり、厳しい世界なんだ。Sさんもコロナで経営していた居酒屋が維持できなくなったが、コロナ後に新しい店を構え奮闘中らしい。のんきなのは私ぐらいのものか。
夕飯はタイ料理だったが、Hさんの奥さんの知り合いのようで、美味しいものがいくつも出てきて嬉しい。特にしゃきしゃきしたタケノコが忘れられない。皆さん、ビールからウイスキーに移行してガンガン飲んでいるが、私はオイシの緑茶で一人乾杯。ビンの緑茶、初めて飲んだ。