ある日の台北日記2023その(1)3年半ぶりに台北へ

《ある日の台北日記2023その1》  2023年4月12日-20日

実に3年半ぶりに台湾に舞い戻った。荷物や資料は置きっぱなしでずっと気になっていたが、台湾の門は固かった。仕方なくまずはタイで5か月を過ごし、ついに3月には台湾も基本的にコロナ前に戻ったので、出掛けた。それにしても飛行機代が高くなりすぎて、今後はちょくちょく行くことは出来ないような気がした。

4月12日(水)3年半ぶりに台北へ

羽田から台北へ。3年半前まではそれは日常だったが、今回は久しぶりで緊張する。午前10時台のエバエアを予約していたが、8時前には空港に到着した。何しろ保安検査場が激込みでフライトに乗れない乗客が出ているとFBに書かれていたからだ。因みに余裕を持って家を出たので早過ぎてしまい、珍しく渋谷からバスで羽田へ向かう。だがリムジンバスは何と1時間に一本ほどしかなく、ちょうど乗り場に行った時バスが来て何とか乗り込めたのだ。主要駅から空港行バスも激減している東京。

まずは荷物があるのでチェックインする必要があるが、何と保安検査場がそんな状態なのに、カウンターはまだ開いていない(2時間前開始)。しかも並ぶ場所も不明確で乗客は混乱していた。何とか荷物を預けると今度は長い長い列が待っていた。まるでセールに殺到する買い物客のようで、係員が『最後尾』のプレートを持っている。

そこから40分ほど死の行軍が続く。外国人も多いが、皆諦め顔で文句を言う人はいない。ただひたすら耐えている。子供連れだと大変だ。どうしてもフライトに間に合わない客は航空会社のスタッフが別に誘導しているから、次回はギリギリに行こうか。何とか保安検査場へ辿り着く。

まあここの作業が遅いのは昔からだが、スタッフもストレスが相当かかっていて気の毒だった。最後に自動ゲートを出て出国スタンプを貰おうとしたら、頼んだところと全く別の場所にスタンプを押して返してきた。こちらは必要があるから場所を指定しているのに、何だか権力を振りかざした、勘違い係官で驚いた。

結局1時間半前には準備完了。とにかく朝から疲れた。ドリンクを飲んでゆっくり休んでから飛行機に乗り込む。先日乗った日系と違い、エバは何とも落ち着く。日本映画を見ながら、美味しい食事を頂き、烏龍茶を飲む。徐々に台湾へ行くというモードになる、何とも言えない気分だ。

気になっていたのは空港の混雑だった。以前は特別ルートから入国できたので問題なかったが、今やその神通力も通用しない。さっさと通路を歩き、入国審査場へ行ってみると、何とほぼ人がいない。むしろ特別ルートの方に何人か並んでおり、それを横目にあっという間に入国完了する。松山空港は便数が限られているからだろう。早過ぎて荷物が出て来るのに少し時間が掛かる。その間、日本からの卵などの持ち込み注意を呼び掛けられる。サンドイッチにたまごが入っていても捕まるらしい。

懐かしの松山空港。まずは夜までここで待機する必要がある。中華電信でいつものシムを買い、作動させる。それから両替。何とタイなど東南アジアで拒否されてきた米ドル旧札の両替が出来たのは嬉しい。一応手数料として1%取られたが、全く両替できないのに比べれば全くマシだった。

次に大きな荷物をコインロッカーに入れた。以前もやったので問題ないと思っていたが、前の人がドアを閉めて処理が完了するとレシートが出てきたのに、私の番になるとなぜかそれが出てこない。なぜか分からず、しかし取り出すことも叶わない。困っていると掃除のおばさんが手伝ってくれ、最後は係員まで呼んできてくれた。これが台湾の親切だ。

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