バンコク滞在記2022その5(2)パヤタイパレスで昼食を

10月2日(日)報告会

朝5時半に起きて、宿の朝食を食べる。前回は楽しみにしていたが、今回はもういいかという感じになる。それでも貧乏性なので、付いている朝食は必ず食べてしまう。次回からは朝食なしとして、お粥を食べに行きたい気分だが、それでも目いっぱい食べてしまい、眠たくなる。

報告会では一応リバービューをお見せしたが、見ている方は何でこんなものを見るのだろうと思っていたに違いない。単なる自己満足で迷惑な話だ。今日も女子ゴルフがあったので、すぐにチェックアウトして、急いで本拠地に戻り、部屋でゴルフを見た。何で女子ゴルファーはこんなに上手くなったのだろうかと感心しきりである。夜は世界卓球を見て過ごす。

10月3日(月)名建築で昼食を

テレビ大阪の番組に『名建築で昼食を』というのがある。池田エライザと田口トモロウが古い建築を巡りながらグルメを食べる番組だが、何となく私もやってみたくなる。きっとバンコクにも名建築はたくさんあるだろうと検索するも、名建築でランチが食べられる場所は意外とヒットしない。

先日バスで通り過ぎたスワンパッカード博物館というのを思い出す。如何にもタイ風名建築という感じだったので行ってみる。ここはラーマ5世の孫の邸宅だったらしい。落ち着いた古めかしい建物の中には色々と展示物もあり、いい感じの庭が広がっていたが、残念ながらランチがなかった。

そこからBTSに乗り、実に久しぶりにアヌサワリーで下車。駅から歩いて10分、大きな病院の敷地内に入った。目的地は病院ではないのだが、よく分からずに歩いて行くと、その先に古めかしい、塔のある洋風建物が見えてきた。パヤタイパレス、かつてラーマ6世の宮殿だった(その後はホテル)という。ちょうど100年ほど前に建てられている。

その中にカフェとして使われている場所がある。カフェドノラシンはバンコク最古のカフェとも言われているが、元はラーマ6世が別の場所で一般庶民も使えるカフェを開かせており、その店名だとも説明されている。その後現在の場所にカフェが開かれ、その名が継承されたらしい。確かに誰でも入れるが、靴を脱いで入るのが、如何にも王室的。

店内は名建築で昼食を、に相応しい華麗な造りになっており、ゆっくりと座っていたくなる。お客は観光客が数人写真を撮っているだけで、実に落ち着く。店員は当然のように英語を話す。軽食として有名な「ムーケム」は煮込んだ柔らかい塩豚にトーストを添えた一品。意外といける。ドリンクも高くはなく、簡単に利用できる穴場といえよう。

パレス自体は有料ガイドに案内されれば見学できるというが、ちょうど昼休みで誰もおらず、詳細不明。ただある程度の場所は開放されているので、勝手に見学して去る。病院の昼時なので、意外なほど人の出入りがあり、カフェ以外は落ち着かない雰囲気だった。向かい側にはマヒドン大学もあった。

10月4日(火)近所の新規開拓

最近は出掛けることも多くなり、ご近所の新規開拓を怠っているとの指摘を受けた。お昼にYさんから、新しい店へ行こうと言われ、ちょうどよいので付いて行ってみる。そこはいつもバスに乗るために通る道沿い。今まで入ろうとしたことはなかった、屋台に毛の生えた小屋のようなローカルな店だ。

Yさんも最近初めてきて気に入ったらしい。向こうではふくよかな女性が3人で料理を作っている。母と娘姉妹らしいが、区別できないほど似ている。ガパオとムークローム、それに隣で焼いていた焼き鳥を仕入れてきて、豪華なご飯を食べる。周囲ではバイタクおじさんたちがタバコを吸って休んでいる。タイの日常風景がここにある。

夕方、先ほどの店を通り越して、クロントイ市場の裏の方へ回り込む。何軒か店があるのは知っていたが、一度も行ったことはなかった。ここに牛モツ鍋で有名な店があると知り、訪ねてみる。午後5時前だというのに、店にはかなりの客がいて驚く。王春盛という店名が華人系だったので、華語が通じるかと思ったが、使う前に英語で案内され、英語メニューを渡される。外国人もたくさん来るのだろう。

2人以上の人は皆鍋を食べていたが、一人だと食べきれないので、牛モツ麵を注文してみる。私が牛モツ好きであるせいもあるが、これは煮込まれていていい味が出ている。数種類のモツをミックスしてもらい、麺をチョイスして80bは安くて美味しい。人が集まるのも道理だ。もっと早く来るべき店だった。新規開拓の意識をもっと持つようにしよう。

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