関西茶旅2024(1)宇治へ

《関西茶旅2024》  2024年3月11₋15日

佐賀から始まった今回の旅は、九州を離れ、関西に場所を移した。ここでも何かあるのだろうか。

3月11日(月)アパホテルに泊まる

新大阪駅に着いたのは夜8時頃。今晩は駅近くのアパホテルを予約していた。駅近くといっても新大阪の駅は広く細長く、新幹線ホームからその宿まで歩いて10分以上かかった。一番近い出口からは2₋3分なので駅近に嘘はない。宿へ入ろうとすると、栃木県の有名高校(私も一応受験したことがある)の名前が書かれていた。甲子園球児もこんな宿に泊まる時代なんだな。

フロントはかなりきれい。外国人観光客が大勢いるようだ。部屋も思ったよりはるかにきれいだ。これは佐賀で経験したのとほぼ同じだった。これで1泊5900円なら安い、と言わざるを得ない。そして何とここには大浴場まであった。エレベーターに乗り込むとアメリカから来た白人おじさん3人が楽しそうに浴衣を着て浴場に向かっていく。彼らにとっては円安もあり、ものすごく安い宿なのだろう。ウキウキになるのも当然だ。夕飯は既に新幹線内で弁当を食べていたので、風呂に入ってすぐに就寝となる。

3月12日(火)

宇治へ

今朝は雨だった。部屋が快適だったので、何もせずボーっとテレビを点けて過ごしてしまった。チェックアウト時間が11時というのも有難い。チェックアウトして荷物を預けようとすると、チェックインもそうだったが、これもまた全てQRコード処理になっている。荷物の取り出しもQRということだ。マジで進んでいる。

凄い雨だったが、宿は傘も貸してくれる。僅か3分の道を濡れながら何とか駅まで辿り着く。少し時間があったので駅の地下へ行くと、何とも言えない雰囲気の店があった。牛すじモツ丼とうどん定食、が目に飛び込み、さっと店に飛び込んでしまう。夜は居酒屋なのだろうか。だが注文はパネルであり、このあたりのアンバランスさがまたよい。まあ何となく雰囲気だけ、大阪を味わう。

地下鉄で淀屋橋まで行き、そこから京阪に乗る。今日は宇治へ行くのだが、京阪の方が便利のようだったので、数年ぶりに利用した。だが全く覚えておらず、特急に乗り込むのも一苦労だ。雨のせいか乗客は多くはない。途中中書島という駅で乗り換える。この辺にも興味深そうな場所がいくつかあるのが分かったので、今度は降りてみてみようと思う。

宇治線で宇治まで行く。何となく始発から終点まで乗った気分になれる。駅を出ると宇治川が見える。宇治橋は幾多の合戦の舞台になっている。これまで宇治には何度も来たが、そんな風に見ることはなかった。本日は源氏物語ミュージアムを訪ねる。ここも昔からあったらしいが、初めての場所。現在大河ドラマをやっているので、来場者は例年より多いに違いない。

約束より少し早く着いたので、立派なミュージアムの中をサラッと見学した。源氏物語、当然ながら全部読んだ記憶はない。かなり部分部分の記憶だけであり、また登場人物が多過ぎてその把握も殆ど出来ていない。それでも展示は分かりやすく、ある部分の記憶を呼び覚ましてくれた。紫式部は宇治に来たのだろうか?宇治十帖とは?もし何かを調べようとしたら膨大な作業となるのだろう。私の人生はそんなには長くない。

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