バンコク滞在記2022その4(2)新しいMKととん清

9月20日(火)新しいMK

今日は午後、Oさんがやってきた。車で迎えに来てくれたのだ。前回はナンルーン市場へ行ったが、今回はOさんの家に行った。その前に富士スーパーで買い物もした。Oさんは最近雑穀米を食べているという。私は健康には完全に無頓着で、食べたいものを食べたい時に食べているのだが、それでよいのだろうか。何だか最近食べ過ぎで、体が重い。

Oさんの部屋で話していると、また『タイは分からない』ということになる。勿論私などタイの部外者であり、仕事もしていなければ住んでいる訳でもない。ましてや嫁さんがタイ人でもなく、タイのことなど分かるはずもないというのだが、中国など他国との比較からタイを見てみても、よく分からないと思うのはなぜだろうか。Oさんが水野潮さんという人の本を勧めてくれた。

夕飯は近所のモールへ。近所にこんな立派なモールがあるのはすごい。でも我々二人には何となく似合わない。と思っているとOさんが向かったのは、何とMK。タイの国民食であるタイスキで最も成功したチェーン店でどこにでもある。だがこの高級モールのMKは一味違っていた。

何と10種類のスープから2つを選択して、中国火鍋のように楽しめるのだ。トムヤンスープを頼んで蝦を入れれば、そのままトムヤンクンになる。もう一つは敢えて味噌スープにしてみた。これが意外や美味しい。野菜などをたっぷり入れれば、日本の鍋の感じになる。最後の〆はラーメンというのもまた良い。MKはタイに1000店舗以上あるらしいが、常に新しいことに挑戦しており、この店は最近できた新型高級店舗のようだ。お客を飽きさせない、タイ人の収入に合わせて改善する試みは面白い。

9月21日(水)ケンタッキー

タイに来ると必ず食べるケンタッキー。今回はまだ食べていなかったので、行ってみる。モールの中にあるのだが、まだ時間が早いのか、それほど混んでいない。日本ではどうか分からないが、タイではマックとケンタは明らかに競っているが、そのサービス提供にはかなりの差がある。

少なくともマックはかなり上昇志向であり、ケンタは価格抑え気味といえる。ただこの2年半の間でマックも苦労したのか、低価格のセットを販売もしている。ケンタは何と言っても日本との比較で言えばかなり安い。いつも食べるセットはフライドチキン4つ、ポテト、タルト、ドリンク(ドリンクバー)で139bだから円安といえどもこれで500円程度。

ただ偶々かもしれないが、今日食べたフライドチキンの鶏肉の味は、それほど美味しく感じられなかった。日本との決定的な違いは鶏肉の美味さだと思っていたので、ちょっと残念な感じである。これならマックの99bセットがお得に思えてくる。まあ各社戦略と収益を常に見直しているのかもしれない。いずれにしても日本で家の近所のケンタはいつも行列が出来ているので、なかなか行けない。

9月22日(木)エカマイからとん清

明日からカンボジア旅が始まる。そのために先ずは東部チャンタブリを目指すことになったが、そのバスはエカマイから出ていると聞き、翌日チケットをゲットしにエカマイへ向かう。バスターミナルは健在だったが、人は以前よりかなり少ない。ただ『パタヤ』と叫ぶ係員の姿はあまり変わっていない。私は『チャンタブリ』と言ってみると、ある窓口へ連れていかれ、すぐに明日9時発のチケットがゲットできた。今やネットでチケットが買える時代だが、ネットでは分からない情報などもあり、ここで買えるのは何かと有難い。

そこからプロンポンの方へ歩いて行く。トンローはすぐ近くだったので、その先まで歩いていくと、プロンポンのソイ。11時過ぎだったがなぜか腹が減り、店を探すも、開店前のところが多い。すると目のまえに和食屋が見える。よく見ると『とん清』と読めた。あれ、その昔、あの電波少年で猿岩石がバイトした店と紹介され、シーロムで行った店ではないか。今はここにあるのかと妙な懐かしさから入ってみた。

店内に客はいなかったが、メニューを見ると、かなりの種類があり、他の和食屋よりちょっと安い。昔から安かったなあ、と思い出す。好物のかつ煮定食を頼むと、味はまあまあで、コスパは良い。店内には漫画本なども置かれ、雰囲気は昔のようだったが、果たしてコロナ禍、そしてコロナ後、どうなっていくのだろうか。

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