バンコク滞在記2022 その1(1)2年半ぶりの海外旅

《バンコク滞在記2022(1)》  2022年8月8₋15日

2020年3月、コロナによるロックダウンの2日前、私はバンコクを脱出して東京へ帰った。それから2年と5か月、ついにまた海外へ。しかも場所はバンコク。中国や台湾、香港は全く開かず、東南アジアは突如?フルオープンになったと聞き、まずはバンコクを目指すことにした。しかし2年以上海外へ出ていないと、忘れてしまったことも多い。とにかくパスポートとフライト予約、お金を忘れず出発する。

8月8日(月)バンコクまで

何だかとても緊張する。初めて海外旅に行く気分で、朝も早く起きる。お盆休みに入りかけているのか、電車はそれほど混んでおらず、羽田まで大きな荷物を持って移動した。タイ航空のカウンターは2時間半前に開くのだが、それより早く到着。ただ既に数十人が並んでいる。気合が入っているな?タイ人が多いのは、やはり迄日本人の海外旅行は本格化していないからか。

チェックインで荷物を計ると、わずか18㎏しかなかった。これまで30㎏は持って出ていたので、自分でも意外だ。これも昨年の肩肘痛後、重い荷物を避けてきた結果だ。これからは心も荷物も軽くして旅を続けたい。カウンターではさすがにワクチン接種証明の提示を求められた。このためにだけに接種したのだから、思いっきり提示する。出国も従来通りに自動ゲートだったが、取り敢えずスタンプはもらっておいた。

ラウンジも特に変化はない。いやむしろ乗客で混雑していて驚いた。アメリカやヨーロッパへ行く客がトランジットとして利用しているようだ。また欠航便の表示も多い。やはりまだ安定した飛行とはなっていないように見える。朝ドラを見ようとNHK+にアクセスしたら、何と圏外の表示が出た。確かに出国したがまだここは羽田だ。受信料もちゃんと払っている人に見せないとは怒りと共に、違法性すら感じた。こんな取り締まりに費用を掛けるなら、他にやることがあるだろうと言いたい。

機内はそれほど混んではいなかったが、思ったよりは乗客がいた。日本人客が少ないためか、コロナ以前は乗っていた日本人CAの姿はない。あまりに久しぶりの機内食に新鮮さが溢れ、喜んで食べている自分に驚く。映画を見ながら寝こけていたら、もう着陸だった。5時間半は長いようで短い。

バンコクで

空港に降り立つと緊張感が一気に高まる。果たして無事に入国できるのか。イミグレまでやってくると、何と長蛇の列。顔ぶれはなぜかインド系が目立ち、白人もそれなりにいる。いないのは中国系だろうか。バンコクは既にポストコロナ時代に入っていた。とにかく列はなかなか進まない。やはり色々とトラブルがあるのだろうか。2年以上も海外に出ていない人が多ければ、やはりいつもより時間はかかる。

ようやく順番が回ってきた。握りしめていたワクチン接種証明は全く不要だった。そして何事もなかったかのように、スタンプが押され、ハレて入国した。素直に嬉しい。荷物は既にターンテーブルを何周も回っていた。荷物検査はなく、するっと外へ出た。まずはシムを買おうとブースに行ったが、従来の3日間用はなく、16日間、15GB、299bが一番安かったのでそれを買ってスマホを起動させる。

エアポートリンクも動いているようだったが、荷物もあるのでタクシーに乗る。ここは混んでいなかった。運転手も客が来てよかったという雰囲気だ。高速道路を走っていたが、どこを走っているのか分からず、これまで見たこともない街に来ている感覚に襲われた。なぜだろうか。タクシー代は高速代を入れると400bを超えたから、いつもと違う道だったのだろう。まあ無事に着いてよかった。

定宿というのは有難い。フロントに知った顔があり、『おー、ついに戻ってきたか』と喜ばしそうだ。部屋も前回と同じで、まるで2年半前の続きをしているようだ。宿を一回りしてみると、洗濯屋が無くなり、コインランドリーになっている。やはりコロナの2年には、色々なことがあったのだろう。

取り敢えず腹が減り、外へ出た。周囲も思ったほど変化はないようだ。なぜかパッタイが食べたくなり、その店へ行くとちゃんと開いている。料金は10bほど値上がりか。お客がどれだけ来ているのか心配だが、コロナを耐え抜いていた。カキオムレツまで食べてしまった。お決まりのコーラも飲む。バンコクに来た、という気分になり何となく楽しい。

それからロータスで買い物。いつの間にかテスコが撤退して、名前はロータスだけになっている。ここでお菓子やドリンク、そして食器などを買い込み、これからの3か月の生活に備える。取り敢えず前回持ち帰ったタイバーツがあったので、今日のところは無事に過ごせた。

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