ある日の台北日記2019その2(11)初の茨城空港

《ある日の台北日記2019その2》  2019年5月16日-6月21日

一週間の東京滞在(自らの誕生日を祝う?)を経て、台北に舞い戻る。が、すぐにまた香港、広東、福建の旅が待っており、更にはよもやのもう一度福建、何やら全く尻が定まらない。果たして台湾茶歴史調査はどこまで進んでいくのだろうか。

 

5月16日(木)
初めての茨城空港

今日は台北へ戻る日。今回はタイガー航空で往復予約していたが、なぜかちょっとだけ安い便を見つけた。よくよく見ると出発は成田ではなく、茨城空港となっているではないか。以前より何度も話題には出ていたが、一度も使ったことがなかった茨城空港。荷物もほとんどないので、この機会に一度行って見ることにした。

 

しかしこの空港、どうやって行くのだろうか。ネットで調べると、東京駅からバスが出ており、予約すれば乗客は500円で行けるとある。ただバスの予約は搭乗1か月前からしかできず、ちょっと面倒だが、安い料金のため、きちんと日程管理して予約しておいた。予約時点でフライトから逆算して乗るバスが示されるのは良い。ただもしこのバスが使えないとなると、行くのは大変だろうな。

 

バスは東京駅八重洲側のバスターミナルから出ていたが、チケットは買えず、運転手に直接、しかも降りる時に払う方式だった(当然下車時は混乱する)。乗客は台湾人が多く、案内役の女性も在日台湾系であろうか。バスに乗り込むとほぼ満員になっている。出発するとすぐに寝込んでしまい、気が付くともう茨城県に入っていた。高速道路を使って約1時間40分、成田に行くより、40分ほど余計にかかるが、料金は半額だからお得かもしれない。

 

空港は外観からして小さかった。バスもフライトに合わせてしか運行されず、お客さんは限られていた。チェックインカウンターに既に開いており、行列が出来ている。自家用車などで来た人たち、いや台湾の団体さんだろうか。2階には空港が見渡たせるデッキも用意されており、そこから飛行機を眺めている人もいた。

 

今回はわずか1週間の東京滞在であり、荷物は最小限10㎏しか持ち込まないと決めて、追加料金を払うことは止めていた。だが行きの桃園空港でまさかの重量オーバー。そこでは何とか見逃してもらったものの、帰りもその重量はかかるので、色々と苦心の結果、おかげで何とかパス。更にはLCCで偶に聞かれる『帰りのチケット持っていますか?』も、力強く『6月に戻ります』と宣言すると、それ以上追及されなかった(実際に6月のチケットは手配済み)。何とも優しい空港だ。

 

荷物検査、イミグレも簡単に終了するのは、やはり有り難い。今回はお土産を持つ余裕もなく、免税店でお菓子を探したが、茨城名物はなく、北海道のクッキーになってしまう。しかも店員はやはり私に中国語で語り掛けてきて、クレジットカードはなぜか拒否された。ここはどこの国なのだろうか。でもなんだか緩やかな時間が流れており、感じは悪くない。

 

国際線、国内線合わせて一日数便しかないので、搭乗もゆっくりできる。何とターミナルから歩いてタラップへ向かう。何だか昔のKLのLCCターミナルを思い出す簡素さだ。そう、フライトはシンプルが有り難い。当然滑走路が混みあうこともなく、順調に飛行できる(着陸地側に問題がなければ)。ただやはりもうちょっと茨城空港が近ければもっと有り難い。空港存続のために様々な努力をしていると思われるが、それが報われることを祈るしかない。

 

機内は6-7割の搭乗率だっただろうか。フライトはいつもと変わりなく、LCCだから食事も飲み物も出ずに、寝ている間に到着する。勿論成田と茨城で所要時間が違うわけでもない。桃園空港では、新たに30日のシムカードを購入して、すぐに長栄バスに乗り込む。ただ降りる場所が毎回言えずに切符購入で戸惑うのは自分でも不思議なことだ。

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