鉈先生と行く雲南ラオス茨の道2016(1)フライトディレーも這って西双版納へ

《鉈先生と行く雲南ラオス茨の道2016》  2016年4月7日-4月15日

2月初めのラオス行きは苦難の果てにミッションを果たせず終了した。何とも悔しい思いを抱えてさらに苦しい茶旅を続けていたが、そんな中、2月のラオス行き指令を出したSさん(以降鉈先生)から、『4月にラオスに行こうと思う』との連絡が入り、『リベンジ』を胸に参加することにした。ただ決め手は『タイからバスで入るよりずっと近いですよ、雲南から車で入るのですぐです』という鉈先生の言葉だったが、これを信じた私はバカだった?

4月7日(木)
1. 西双版納まで
フライトディレーで

今日の日程はかなり過酷なものだった。エアチャイナで上海-昆明、更には東方航空で西双版納まで一気に進む。まずは朝4時に起きて始発電車で成田空港へ向かう。当初は成田に泊まらないと間に合わないかと思っていたが、京王線の始発電車がいつの間に早まっており、頑張れば間に合うことが分かる。それもいつもと違うルートが速い。渋谷から半蔵門線で押上へ出て、そこからアクセス特急に乗れば、7時には成田空港へ到着するのだ。何だか普段より早い気がする。料金も変わらないので、この始発は使えるな。

 

成田空港で鉈先生の到着を待つ。フライトは8:55。1時間半前にはチェックインが完了し、順調に滑り出した。このフライト、北京拠点のエアチャイナがなぜか上海へ行く。朝が早い成田、ということもあり、料金が非常に安い。恐らく普通の北京往復の値段で昆明までの往復ができる。前回は3月に羽田発7:05というフライトに乗ったがガラガラだった。今回もそうかと思っていると、ほぼ満席。ちょうど桜シーズンだからだろうか。機内食で斬新な唐揚げ麺が登場したのは面白かった。色々と工夫はしているが、エアチャイナの機内はCAが客を管理する感じが捨てきれない。客はなぜ文句を言わないのだろうか。

IMG_0004m

IMG_0006m

 

上海には昼過ぎに到着して、荷物を一度取り、国内線カウンターでチェックインし直す。普通は乗り継ぎカウンターなるものがあるのだが、それもない。浦東空港、どうなっているのだろうか。そしてカウンターでチェックインしようとすると『お客様のフライトは2時間のディレーです』と告げられる。もし2時間ディレーしてしまうと、昆明から西双版納への乗り継ぎが不可能となり、日程が大幅に狂ってしまう。

 

何とかならないかと何度も交渉したが、ここは上海、エアチャイナの昆明行きはこの一便しかなく、代替できなかった。しかしこの国のやり方は『諦めないこと』だ。その内責任者が出てきて相談が始まり、ついには『15時の南方航空が昆明に行く。現在満席だが、もし空席があれば乗せてもいい』ということになった。ギャンブル的なウエーティング?面白い、それに賭けてみよう!ということになる。

IMG_0015m

 

まだだいぶ時間があったので、暇つぶしに永和豆乳大王に入り、豆乳を飲む。1杯7元で1時間以上粘ってしまう。今や中国人の方がお金持ち、みんな50元もするランチを食べている。さぞや貧しい日本人に見たことだろう。でも腹も減っていなかったので仕方がない。そして出発40分前にカウンターへ行き、おじさんに南方航空へ連れていかれ、カウンターで聞いてくれると、何とあった、2席のみ!

IMG_0013m

IMG_0016m

 

しかしすでに出発30分前だ。荷物検査は当然長蛇の列、ここに並んでいては折角確保したフライトに乗り遅れてしまう。ここはVIPゲートへ直進してチケットを見せるとすんなり通過できた。こういう急ぎ客は必ずいるものだ。急いで搭乗口まで行くとまだ搭乗は始まっていなかった。機内に入ると、我々の席は本当に一番後ろ。まさにぎりぎりの搭乗だったのだ。これは運が良いと言わざるを得ない。

 

エアチャイナに比べて南方航空のサービスは洗練されているように見えた。少なくともCAに笑顔があり、その顧客の要求に対する対応が柔らかい。機内食は美味しいとは言えないが、トレーを廃して、ボックスで配るのは簡単でよい。席が一番後ろということは皆がトイレにやってくるので、私の席の横は人だらけになり、ひどい目に合う。これもディレーの代償だった。

IMG_0022m

IMG_0025m

 

昆明空港に着くと、元々予約していたエアチャイナ便より早く着いてしまったので、西双版納行の便を早められないか、乗り継ぎカウンターで聞いてみたが、なんと『ここでは分らないので一度外へ出てチェックインカウンターへ行け。但しかなり混んでいるので席は保証できない』と言われ、愕然となる。時刻表を見ると西双版納行は何便もあるのだが、そんなに乗客がいるのだろうか。仕方なく当初予約の21:50発のフライトを待つことにした。

 

昆明空港は何とも広い。そのフライトはその一番端から出発するということで、長い道を歩いた。既に相当に疲れがたまっており、眠さも加わっていた。やはりこれはかなりの強行軍だった。しかし私が決めたわけではない。ただ付いていくだけ、それが私のポリシーだ。ついに搭乗時間となり、確かに満席のフライトは僅か50分ほどで西双版納に着いた。勿論機内食などなく、水が一本配られただけだった。

IMG_0028m

IMG_0031m

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です