静岡から愛知へ2019(3)犬山の病院と城

2月3日(日)
セミナー

今朝は早めに起きる。あまりに狭い部屋で、息苦しかった。上はちゃんとした部屋だったから、料金を払えばよかっただけだが、それなら駅前の3000円の所に泊まって、銭湯だけ入りに来れば、420円で済む。次回はそうしよう。チェックアウトする時に見ると、朝から銭湯は開ており、大勢が入っていて驚いた。また泊り客は若者が多く、皆朝風呂後にチェックアウトしようとしている。こんなのが流行りなのかもしれない。

 

名古屋駅前から地下鉄に乗り、今池に向かう。ところが今池に行ける地下鉄は2つあることに気が付く。どちらが便利なのか、さっぱり分からず、適当に乗ったら、遠回りだった。やはり不慣れだ。駅を出て、荷物を引っ張って会場へ向かう。会場に行くのは3回目なので、問題はなかったが、結構歩いた。

 

今日は台湾高山茶と中国紅茶の話。主催者の茶心居さんが参加者を集めてくれて有り難い。高山茶の話は、茶産地の位置と意味が分かり難かったようだ。確かに余程詳しくないと理解できないはずだ。私は今や、自分の話したいテーマで、話したいようにしており、参加者のことはあまり考えていないと改めて思う。

 

お昼は台湾おにぎりとスープの会場販売があり、私もそれを頂いた。しかし午前と午後の間が2時間以上あり、雑談に花が咲いてしまい、少し気が抜けた。散歩に行った人もいたが、雨が降り始めたようで、ちょっと難儀した。次回は1時間ぐらいのインターバルで出来るとよい、と思う。

 

午後の中国紅茶、こちらも中国全土を駆け巡っており、位置関係は分からなかったかもしれない。また紅茶全体の歴史の詰めがまだ甘いため、分かり難かったかとも思う。紅茶の近現代史は、各産地共に似通っているので、もう少し工夫が必要だろう。まだ烏龍茶の歴史などを勉強していないため、その比較ができないことも苦しい。

 

セミナーが終了すると小雨の中、今池に歩いて戻り、また名古屋駅へ。今日はこれから犬山市へ向かうのだが、何しろ初めてで、名鉄でもまごつく。ホームまで行くと、色別に並ぶ列が違っており、本当に困った。そこにアジア系外国人数人がやってきて、当然のように空いているところに並んでいたが、自分たちが乗る電車が来ると横入りの形になってしまう。何となく車内の雰囲気が悪くなる。

 

5時半過ぎに犬山駅に到着する。旧知のIさんが車で迎えに来てくれて、夕飯に連れて行ってくれた。そこはちょっといい和風ファミレス。何と香港で一緒だったTさんが今そこの役員になっているというので驚く。立派な定食とドリンクバー、親子三世代で来られるお店を目指しているようだ。

 

そこでIさんと昔話に花が咲く。実はIさんと、昨晩名古屋で会ったUさんも香港の時に知り合い。奥さん同士は今も年賀状をやり取りしているらしい。この二人、近くにいるのに会う機会がなかったようで、ちょっと橋渡しした。Iさんはこの偶然?にとても驚き、そして喜んでいた。今晩はIさんが予約してくれたホテルに入り、足を十分に延ばして寝る。

 

2月4日(月)
背骨と犬山城

翌朝、朝食付きというので1階のカフェに行って見ると、トーストとゆで卵に、煮物のようなものが付いてきた。とても不思議な朝ご飯。そういえばいまだに名古屋のモーニングを食べたことがない。Iさんが迎えに来てくれ、勤務している、『あいちせぼね病院』に向かう。

 

この病院には椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の患者がやってくる。治療費は100万円以上するが、1度の手術で、ほぼ治るというので、東海地方を中心にお客がたくさん来ているという。確かに費用が多少掛かっても、数か月、数年痛い思いするより、すぐに治る方を選びたいという希望は理解できる。東京にも分院があるので、腰痛持ちの私もいつかお世話になりそうだ。

 

病院内を見学すると、MRIが何台もあるなど最新鋭の機器が揃っている。病室もとても広くてきれい。外国人富裕層向けの対応だろうか。病院はつい最近だが、オペクリニックは20年以上前に開業しているという。愛知にこんな病院があるとは驚きだ。健康診断に来る人も多いとか。Iさんとこの病院が更に良くなる方法について話しているうちに、あっという間に昼になる。

 

とんかつ屋に連れて行ってもらったら、満員盛況。何だか活力あるな、犬山。その後車で国宝犬山城まで連れて行ってもらい、Iさんと別れ、城に登る。この城、日本で一番古い天守を持つことから、城好きに大人気だとか。登っていくと階段が急で大変。上からの景色はとても良い。歴代城主、明治以降も城主が城を所有してきたという。

 

城の下には神社などもある。前の道は、昔ながらの風情を作っている。そこを歩いて駅へ行き、名鉄で名古屋に出る。JRバスで帰ろうと思い、新宿行きを頼んだが、『30分後の東京駅行きの方が早く着く』と言われてびっくり。余った時間で、あの台湾ラーメンを食べてみるが、辛くてたまらない。これに台湾と名付けるか?長距離バスに乗る前に食べるものではない。バスは空いていて快適。途中SA に寄って約5時間で東京駅まで帰って来られた。料金は新幹線の半分、その日の内に帰れるし、次回からこれにしよう。

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