横浜・鎌倉茶旅2019 大船に泊まったが

《横浜・鎌倉茶旅2019》  2019年2月7-8日

静岡、愛知の旅から東京に戻ったが、どうも腰が落ち着かない。今度は横浜と鎌倉でお話しを頼まれたので、思い切ってその中間?大船に泊まってみることにした。勿論初めての経験。さて、どうなるのだろうか。

 

2月7日(木)
横浜から大船へ

朝から横浜中華街に向かう。9時半に到着するには、ちょうど通勤ラッシュにぶつかるため、少し早めに家を出た。これまで色々な行き方を試したが、今回は王道の東横線、偶々速い電車に乗れたので、中華街到着も早まった。実は開始時間を10時だと思っていたが10時半だとついてから気付く。時間調整のため、会場を通り越して港の方に出てみる。何だか雰囲気のよさそうなホテルに惹かれる。

 

山下公園も長らく歩いていない。向こうには氷川丸も見える。歩き出すと、突然リカルテ将軍記念碑にぶつかる。フィリピン独立の英雄だと書かれており、横浜に亡命していたらしい。この人のことをもっと知りたい、と思っていると、今日の主催者Kさんからお呼びがかかり、ここでお散歩はあえなく終了。

 

香流という居心地の良い茶空間で、お話しさせて頂くのは、昨年5月以来今回が3回目。主催者お二人は大学の先輩でもあり、お声が掛かれば駆け付ける。今回のテーマは『台湾高山茶の歴史』と『鉄観音茶の歴史』の2本。恐らくはこれまでイメージしていた茶の歴史とはかなり違う角度からのアプローチであり、聞いている方は意外に思ったかもしれない。毎回脱線ばかりで、お役に立ったかどうかは定かでないが、午前午後通しの会に集まってくれた人々には感謝したい。

 

お昼は参加者の皆さんと中華街へ繰り出す。今日はまだ旧正月中であり、イベントなどもあるようで、多くの人出が予想されていた。我々は一番近い台湾料理屋、青葉に飛び込む。このお店、実は30年前にも来たことがある。あの時は台湾から研修に来た人を連れて来た。店の人と懐かしそうに台湾語で話していた姿を覚えている。でもメニューを見ると日本人向けになっている。台湾語で注文すれば裏メニューが登場するのだろうか。

 

午後のお話も無事に終了し、それから中国の茶旅などについて、引き続き相談を受けた。暗くなる頃横浜駅まで出た。大船への行き方は色々とあるが、横須賀線で大船へ向かう。大船駅のすぐ近くに宿をとっていたのでチェックイン。このホテル、快適な上、窓から駅と大船観音が見えてよい。

 

腹が減ったので、すぐに夕飯に。先ほどHさんに教えてもらった観音食堂に入る。ここは魚屋さんがやっているというので刺身定食を注文。店内はちょっと古めでいい感じ。皆酒を飲んでいる時間帯だが、一人でも快く受け入れてくれたのは有り難い。刺身も美味しく、満腹。そのまま付近を散策したが、酒も飲まない私は、ホテルに部屋に帰り、テレビを見ているうちに寝落ちる。

 

2月8日(金)
西鎌倉から自由が丘へ

翌朝は早めに起きた。快晴!大船に泊まったのは、大船観音に参拝するため。実は幼い頃、辻堂に住んでおり、東海道線に乗るといつも見えたのが観音様。だがただの一度も参拝したことがなかった。駅の反対側まで歩いて行き急な坂を登るとそこに門があったが、何と9時からしか開かないという。またダメだったか。

 

何とも残念な気分になりながら、ホテルに戻り朝ご飯を食べる。ここはカフェ。メインの料理を選び、後はビュッフェスタイル。私は和食系をチョイス、味噌汁も給湯器のようなものから出てくるのだが、なぜか味噌が入っていない。係員に言うと恐縮しながらすぐに味噌液を交換するというが、いつまで待っても出来ず、メインも来たので洋風スープを取る。食べ終わる頃係員が味噌汁を持ってやってきたが、もう必要がないので断ってしまった。こういう場合、どうするのがよいだろうか。彼女はどう思っただろうか。

 

大船からモノレールに乗るのは、何十年ぶりだろうか。記憶がないくらい遠い過去だ。途中アップダウンがあり、また富士山が見えたり、大工場があったりと飽きない。西鎌倉に到着すると、すぐに今日の会場、茶風さんが見付かる。駅から近い。こちらには初めて来たが、手前にお店があり、ご自宅内がセミナーなどの出来る場所になっている。更には広い庭、いや裏山があり、様々な茶樹が植わっていて楽しい。モノレールも同じ高さに見える。

 

今日は包種茶のお話し。平日なのに男性も来てくれていて心強い。そして皆さん非常にノリがよく、脱線話にもついて来てくれて有り難い。お茶を飲みながら話し、途中には軽食が出てブレーク、ここでも雑談が始まる。合計3時間、何だか沢山話して楽しかった。終了後も何人かがお店でお茶を飲んでおり、そこに加わってまた話す。

 

時間が来たので、自由が丘を目指す。モノレール、横須賀線で武蔵小杉まで行き、東横線に乗り継ぐ。今日は30年前の同じ部署の先輩Tさんと久しぶりに会う。食事の場所は何と泰興楼。ここは本店が八重洲にあり、その昔よく行った。餃子が大きいのが特徴。この支店も同じで懐かしい。上海焼きそばは上海にない、などと言いながら、30年のご無沙汰が吹き飛び、昔話に花が咲く。偶にはこのような再会も嬉しい。夜遅く帰宅し、1泊2日の旅は終了した。

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