ヤンゴンの茶商を訪ねて2018(7)ミャワディで

ミャワディで
予定通り12時前にミャワディに着いた。運転手は迷わずに私を国境で降ろした。ここに来る外国人は漏れなくタイに渡るのだろう。ススに迎えに来てもらうまで、やはりのどが渇いて仕方がなく、コーラなどを買って飲む。この国境は前にも来ているので既視感があり、安心して待てる。

 

車の迎えがあり、アイちゃんとも2か月ぶりの再会となる。ちょっと見ない間に大きくなっているから子供は凄い。先日高熱で入院したと聞いて心配していたが、元気そうでよかった。まずは昼ご飯を食べに行く。今回はタイのメーソット側へは行かず、ホテルもミャワディに取ってもらったので、レストランもこちらで。ただ完全復調ではないので、食べる量は極端に少なかった。

 

その後ススたちの倉庫を見学する。8月の大洪水では物資が止まり、水害の恐れさえあったというから、無事で何よりだった。それから予約してもらったホテルに連れて行ってもらった。午後は休みにしてもらい、エアコンが効いた部屋で、また夕方まで思いっきり寝る。やはり悪路のドライブも堪えているようだ。

 

辺りが暗くなった頃、迎えが来た。以前も行った頃がある国境カジノへ向かった。ここへ行く道は全く改善されておらず、すごいデコボコだ。わざと治さないという話もある。そこを通り抜けると、突然煌びやかなネオンに迎えられる。このギャップは凄い。ここにはカジノの他、ホテル、レストラン、免税店などが並んでおり、タイ人客を狙って建てられたが、ミャンマー人が多いようだ。

 

川の向こうはタイ、というロケーションで豪華な料理を食べた。スス旦那のお客さんが来ていたので一緒に食べた結果だ。残念ながら私は依然食欲がなく、アイちゃんはフライドチキンとアイスしか食べない。体力がない時に、こういう場所に来るのはちょっと堪えるかと思ったが、案外元気は出た。その夜も何もないガランとした部屋で、熟睡は出来ないながら、かなりの時間眠った。

 

10月12日(金)
バンコックへ

翌朝はすっきり目覚めた。天気も良いので、ちょっと周囲を散策する余裕が出てきた。歩けば3分で国境に出てしまう場所、それでも裏通りにはお寺があり、庶民の生活があった。国境には川が流れており、朝早くからタイ側へ向かうミャンマー人が橋を渡っていくのを下から見上げた。

 

ホテルに戻ると朝食があるというので、ちょっと食べてみることにした。温かいご飯に塩気があるのが妙に気に行ってしまい、目玉焼きと共に結構食べてしまう。水分補給のお茶も熱くてよい。ものすごく調子が悪いというより、このまま何もしなければ悪くなる、という予感がしたので、慎重に対応する。

 

迎えが来た。この時間アイちゃんは幼稚園に行くはずだが、今日は休んで見送りに来てくれた。すぐに国境ゲートにやってきて、外国人の私は個室に入る。そこには2人の係官がいたが、担当官が『ノービザ』と言い、上官が頷き、あっという間に解放された。これで今回の目的、ノービザは陸路でも使えるか、については結果が出た。

 

メーソットへやってきたが、まだ時間が早いというので、朝ご飯を食べる。タイ式モヒンガーだ。わんこそばのようになっている麺を取り、好みのたれをつけて食べる。普通ならこれはかなり美味しく感じられるはずだが、既に朝ご飯を食べていたので、ほとんど食べられなかったのは、何とも残念。

 

それから車で送ってもらい空港に着いた。アイちゃんと一緒に写真を撮ろうと思ったが、恥ずかしい、と言って逃げられてしまった。先月4歳になったばかりの彼女、写真を撮られるのが大好きなのに。会うたびに変化しているのが面白い。この空港、現在隣に新空港建設が始まっている。次回来る時にはアイちゃん同様、大きく変わっているかもしれない。

 

バンコック行のフライトはノックエアが飛ばしている。2か月前はこの便でバンコックからやってきたが、今回はバンコックへ向かう。実は南タイへ行きたいと思っていたが、フライトは基本的にバンコック行なので、一度バンコックで静養してから向かうことにした。フライトはちょっと揺れたが目をつぶっていると、すぐに旧知のドムアン空港に降り立った。

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