ラオス鉄道旅2022(2)ビエンチャンの変化

取り敢えず泊る所を考えなければならない。検索するとガーデンホテルという文字から10年前に泊まった宿だと思いそこへ行くと記憶間違いだった。だが面倒なのでそこで料金交渉してみる。タイバーツの現金で払うと言ったら、予約サイトより安い料金でよいという。まあ庭にプールもあり、いい感じだったのでここにした。

しかしパスポートを渡したら投げ返された。どういうこと?因みに後で知人が言うには『予約サイトを通さなければマージンを取られないので安い』という説の他、『従業員が代金を懐に入れた』などの説も登場。いずれにしても不可解な対応だった。

腹ごしらえが必要で外へ出た。ちょっと行くと以前何度か泊った中心エリアに出た。だが昔の常宿は既に廃業していた。最後に泊まった2020年3月、あまり元気はなかったので想像できた結末だった。メイン通りも閑散としており、欧米人など観光客の姿もほとんど見られなかった。常宿の裏に麺屋があるのを思い出して行ってみると、まだやっていた。カオソイがうまい。値段は20kから25kに値上がりしていた。昨今ラオスでは物価が高騰していると聞いているので、この値上げは十分に理解できた。お客が来て嬉しそうなお婆さんには同情する。

ふらふら歩いているとセブンイレブンなどのコンビニはないものの、BigCミニなどコンビニ系の店舗が明らかに増えている。商品もタイなどからの輸入ものが多いだろうから、為替安、物価高はこういう店にどのような影響をもたらしているのだろうか。値段がタイと変わらなければ、ラオス人にとっては割高だろう。

何となく涼しいので、空港の方に向かって歩いてみる。クラウンプラザやサマセットなどの高級ホテルが出来ており、中国人需要が取り込まれたのだろうか。更に行くと中国市場である三江市場が見えてきた。数年前はちょっと大きな市場程度の認識だったが、後方が巨大化しており、明らかに1つの街になっていた。鉄道の開通のための物流拠点として整備されてきたのだろうか。中国語、しかも方言が飛び交っている。

夜はナイトマーケットにも行ってみた。思ったより地元人が降り、観光客もちらほら見える。食べ物の屋台は以前より少なくなっている。川沿いの遊園地はライトアップされていてとてもきれいだった。何となくビエンチャンにも明るい兆しがあるように見えた。

夕飯はサンドイッチをきれいな店で注文してテイクアウトしたが、もう一人の客が注文したハムチーズが見事に私の袋に入っていた。まあ残念というより、これもまた旨し、だ。バゲットは非常に大きく、とても食べ切れない量だった。夜10時頃、部屋の脇でお掃除の若い子たちが女子会でおしゃべり、結構うるさい。そしてようやく寝付いた夜中2時には、あほな酔っ払い白人が大声で話していてとても眠れない。

8月26日(金)ビエンチャン散策

よく眠れぬまま起きて、朝食を食べた。正直美味しくない。ビエンチャンならフランス系の美味しいパンと卵料理があればよいのだが、何とも中国式のお仕着せメニュー。食えるのはバナナぐらいか。コーヒーもインスタントを入れた方が良い。まあこれだから宿泊費が安いわけだ。ちょっと散歩でもしようと部屋から出たら激しい雨が降り出し、慌てて引っ込む。まあ部屋は快適なので午前中はこもる。

昼頃雨が上がり、散歩に出た。歩いて行き、タラートサオでウドンタニー方面のバスを確認。1日5本程度あるのでちょっと安心。その横のビエンチャンセンターには鉄道のチケット売場があるというので見に行く。ちょうど昼休みで係員はいない。やはり現金は受け付けず。ただ銀聯もOKのように書かれているが果たして使えるのだろうか。因みにこのショッピングモール、上の階には食堂もあるが、料理教室、テコンドーやフィットネス、そしてシネマなどの施設もあり、かなり詰め込まれ感が強い。

そこへMさんが登場。既に連絡してあったが、予定が早く終わったとのことで、ここで合流する。奥さんとも久しぶりに会う。彼女は客家であり、標準語も通じる。奥さんは先に帰り、2人でカフェアマゾンに入って、現在のラオスの様子から共通の知人の近況まで、色々と話し込む。因みにアマゾンカフェは、タイでは庶民の味方だが、ラオスでは高級カフェになっているようだ。

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