ある日の台北日記2025その1(1)台北に到着すると

《ある日の台北日記2025その1》  2025年6月11₋20日

1年ぶりに台北にやって来た。そろそろ茶旅のネタも尽きてきたが、今回は一体どうなるだろうか。普通は到着してから各所へ連絡するのだが、今回は滞在を少し短くしたので、事前に連絡したところ、取り敢えず最初の一週間はほぼ予定が出来てしまった。

6月11日(水)台北到着

ちょうど梅雨入りした東京。昨日から雨が降っていた。今日は空港へ向かうのだが荷物が多いので、雨に降られると運べない。タクシーを呼ぼうかと調べてみたら、羽田空港まで定額8100円となっていたが、別途高速代を負担しなければならず、一人で乗るには正直高過ぎる。ああ、中国の車を呼べればなあ、恐らく1/4の料金で行ってくれるだろう。

天気予報では午前8時半に一時的に雨が止むと出ていた。私はその時間に家を出たかったので、準備して待っていると、本当に止んだ。すごいな、日本の天気予報。急いで荷物を引いて駅まで行く。新宿からは荷物が多いとバスだが、今回はそのまま電車を乗り継いで羽田に至る。外はかなり雨が降っている。

機体は大型機であったが、満席ではなかった。日本人と台湾人がバランスよく乗っている感じ。日本人CA2名が乗っていたが、彼の日本語は分かりづらく、聞き返してしまった。余程華語で言ってもらった方が分かりやすい。今回の食事はイマイチだったが、コージーコーナーのエクレアが付いていた。映画は長澤まさみを見ている内に2度寝落ち。機内で30分無料のWi-Fiがあったので、初めて空の上で繋いでみた。これがあるともう出張者は休息できないな、と余計なことを考える。

何となく3時間が過ぎて松山空港に降りた。通路で「荷物検査免除」のカードを貰う。どうやら中国や韓国から肉類の持ち込みが横行しており、特定フライトの乗客は全て荷物検査があるらしいのだが、日本便の客は有難いことに免除されていた。入国審査も多少列が出来ていたが、殆ど日本人なのでスムーズ。

外へ出るとまずはラッキードローを引く。2023年からこれを引いているが当たったためしがない。だが今回ある人の投稿を見ていると半数の人が当たっているとあったので、かなり意気込んで引いてみたが、やはりハズレた。これで3年連続5回目のハズレ、5000元貰えればデカいのに、なぜ?

空港内でドリンクを買い、時間調整のためいつものデスクに行く。ここは充電が出来て、ネット環境もあるので、毎回使わせてもらっている。大家から連絡があれば、ここからMRT数駅で着けるので実に便利だ。そして何とか宿泊先に入って荷物を取り出していると、突然アラートがあり、地震が始まった。幸い大した揺れもなかったが、昨年は到着翌朝大地震に遭遇し、今回は何と10分後に洗礼を浴びた。まさか私が地震を運んできたとは思いたくないが。

外へ出るとあの露天商のおばちゃんと目が合った。彼らはちょうど帰ろうとしていたが、私を見るとすぐに最後に残ったバナナを持って来た。即購入。昨年台北を離れる際は1週間ほど姿を見なかったので廃業したかと心配していたのだが、良かった。それから牛肉湯肉絲麺を食べに行ったが、いつもの店は閉まっていた。またトラブルでもあったろうか。

隣が開いていたので、何となく牛肉湯麺と言ってしまったら、本当に肉絲はなく、スープに麺が入っているだけの実に寂しいものが出てきた。まあ、これでも十分美味しいのだが、牛肉麺にすればよかったと、かなり後悔の台北滞在1食目。それにしても台北は暑い。蒸し暑いのだ。東京が雨で涼しかっただけにこれは結構堪える。クーラー全開でも眠れない。

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