タイ茶を訪ねる茶旅2015(1)バンコック 道に迷って大騒ぎ

《タイ茶を訪ねる茶旅2015》  2015年7月9-10日、8月4-5日

 

6月にタイのベースキャンプを引き払ったが、すぐまた所用でバンコックにやってきた。その所用の合間に、タイのお茶事情について、少し勉強してみようと思い立つ。ふと思いつくと、2月にチェンマイお茶セミナーでタイ人からも出た、『タイ茶はなぜオレンジ色なのか?』、そして3月の幕張Foodexで出会ったシンハビールの烏龍茶。ちょっと興味深いテーマが出てきていたので、今回はそれらを作っている会社を直接訪問して、その実態を見てみることにした。

 

7月8日(水)

バンコックへ

夕方5時過ぎの便で成田からバンコックに飛んだ。これまでは中国経由が多かったが、今回はタイ航空の直行便。バンコックから東京往復を買うと8万円近くするのに、東京発で買うと同じフライトが何と5万円。円安の影響や航空会社の政策だというのだが、タイ人の購買力向上の結果、いや、日本人の低下が大きいだろうか。とにかく航空会社はタイ人から金を儲け、その隙間に日本人を乗せることにしたらしい。因みにバンコック発で北京経由羽田行の往復チケットを中国国際航空で買っても8万円する時代になってしまった。空は時代が大きく変わった。

 

機内に乗り込むと、日本人も少なからずいるが、やはりタイ人が多く見られる。如何にも観光の帰りといったラフな服装が目立つ。昨年は年間65万人が日本にやってきたのだ。中国人ほどではないが、皆お土産を持ち、日本に貢献してくれている。若者はディズニーランドの帽子や土産を持っている。

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さすがにタイ航空はシートが快適で食事もウマイ。これで安ければ言うことはない。到着1時間前にはアイスクリームまで出てきた。もう言うことはない。1つ気になったのが、日本人CAのアナウンス。『お酒は適量に。一定以上のお酒は提供しません。自分で持ち込んだお酒も飲まないようにお願いします』と日本語で言っていたような気がする。何でそんなアナウンスが必要なのだろうか。勿論泥酔するなどよからぬことをする日本人客がいることを指している。タイ人でそんな人、恐らくいないだろう。

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フライトは順調でほぼ定刻にバンコックに到着した。いつもなら電車を乗り継いでいくが、今日は荷物が多いのでタクシーに乗る。夜の道路は空いており、あっという間にラマ4通りに近い宿に着いてしまう。Kさんが待っていてくれ、鍵をもらう。1か月ぶりのバンコック、特に変わったところはない。

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7月9日(木)

ビール会社へ

翌朝は早く起きた。本日はタイの大手ビール会社であるシンハビールを訪問する予定になっていた。この訪問ではタイ人のPさんにお願いして、アポを取ってもらっていたが、その訪問先はどこにあるのか、全く分からなかった。何とか住所がわかり、ネットで検索したが、元々バンコックに地理に詳しくない上にタイ語で表示されたりするので、そこがどの辺りか見当をつけるだけでも大変だ。

 

仕方がないので、コーヒーを飲みに行きがてら、知り合いのYさんを訪ねる。タイ語の出来るYさんに検索してもらったところ、どうやらここから行くのはかなり不便であるようだった。BTSや地下鉄でも行きにくい。『タクシーに乗れ』というYさん、タクシーを拾ってくれて、ドライバーに指示してくれた。ドライバーも分かったと言いながら車を発車させた。

 

8時台のバンコック市内は、渋滞であった。ドライバーも『高速で行こう』というので同意する。約束は10時だが、果たして間に合うのだろうか。高速に乗るまでは混んでいたが、なぜか高速は空いており、どんどん進んだ。そして高速を降りてからは、一般道も混んではおらず、スイスイ進む。これは予想外。かなり早く到着することを覚悟した。さてどう時間をつぶすか。

 

だが、運転手は目的地が分かっていなかった。急に誰かと携帯で話し出すが、タイ語なので分からない。後で分かったことだが、私が渡した住所が書かれた紙にPさんの携帯番号があり、私は言わずにそこに電話。Pさんも当然わからないので、先方のMさんの携帯にも電話していたのだ。突然Pさんから『大丈夫ですか?分かりますか?』と電話があり、既に大事になっていることが分かって驚いた。

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運転手は『分かった』と何度も言っていたが、なかなか行き着けない。タイ人は地図が読めない、とよく言われるが、場所を探すにも苦労している。ついに行き着いた場所は、チャオプラヤ川沿いに建つ、非常に広大な敷地。ビールなどの配送基地と、オフィスビルが併設されたところだった。今度は敷地内で、目指すオフィスを探す羽目になる。この敷地内、勝手にウロウロすることはできない。警備員が厳しく監視している。さすが一流企業だ。仕方なく携帯に電話して、何とかMさんと東京以来の再会を果たした。到着時間は約束より30分も早かった。バンコックは時間が読みにくい。

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