タイ北部、中部を旅する2019(6)おしゃれなチェンマイ

7月14日(日)
チェンマイへ

昨夜はバカ騒ぎもなく、平穏な夜だったので、比較的よく眠れた。ただ夜半に雨の音が聞こえ、それが私不安にはさせた。やはり出発の時に雨が降るのは厄介なのだ。だが幸い朝、雨は降っておらず、チェンマイへのミニバスの出発は12時を予約していたので、腹ごしらえにブランチを食べに外へ出た。

 

パーイにはいかにもブレックファースト、と言った感じの朝食を出す店は沢山あると思っていたが、日曜日のせいなのか休みのところも多く、またベジタリアン、ビーガン用など特殊なところもあり、手頃なところはなかなか見つからなかった。ちょっとしたカフェを何とか見つけて、アメリカンブレックファーストを食し、心が落ち着いた。さて、いよいよチェックアウトして、出発だ。

 

ミニバスは事前に座席予約もできるようになっており、2日前の夜に既にチケットを買った私は、見事助手席をゲットしていた。ミニバスは安くてよいのだが、何しろ狭苦しいのが玉に瑕。だが、助手席だけは、かなりのゆとりがあり、足も伸ばせて楽だ。たまに席が足りずに助手席にもう一人乗り込んでくると、かなりきついが、今回はそれもなかった。

 

 

途中で一度トイレ休憩があっただけで、バスは順調に山道を降り、ほぼ3時間でチェンマイ郊外のアーケードバスターミナルに到着した。昨晩私はチェンマイに何日滞在するかを決めるために、バンコック行の列車を事前にネットで見ていたのだが、2日後は完全に満席だった。飛行機もなぜか通常よりかなり割高だった。

 

後で確認すると、2日後はカオパンサー(雨安居入り)で休日となっており、人の移動が多いことが分かった。仕方なく、夜行バスのチケットを買うことにして、ターミナル内で探した。だがこちらも結構チケットがタイトで、夜9時発の便の残り一席を何とか確保した。もう夜行バスの旅は止めようと思いながらも、背に腹は代えられない。

 

今日はちょっと珍しい場所に宿を取ってみた。私としては、極稀に気まぐれで行う、ちょっと良い宿に泊まる、だった。だがそんなに高い代金は払えないとなると、場所が不便であったり、とても古かったりといわく付きにはなる。今回はどうだろうか。まずはそこまでどうやって行くのだろうか。このバスターミナルは意外と面倒で、以前はバスなどの公共交通機関もなかった。

 

仕方なく、近くに停まっていたソンテウに聞いてみると、120バーツで行くというので、乗ってしまった。車は市内に入らず、周回道路を走ったので、思ったより早く着いてしまったが、それでもかなりの距離はあった。しかも大きな道路から中に入っているので、一人で来れば、探すのはかなり手間取ったかもしれない。西側のホテルに泊まるのは初めてだった。

 

宿の付近に何があるのかも分からないので、すぐに偵察に出た。5分ぐらい歩くと、かなり大きなショッピングモールがあり、食べ物も飲み物もそこで買えてしまった。しかもかなりおしゃれで、予想外。チェンマイにもこんなエリアが出来ていたとは。やはり偶には冒険しないと分からないことだ。

 

一旦買った物を持ち帰り、暗くなった頃に夕飯に出た。この付近、ホテルも多く、観光客、中国人や韓国人も沢山歩いていて、かなり賑やかだ。夜市もあり、そこでパッタイを食べたが、何だか物足りずに、屋台の餃子も食べてしまった。タイでは焼き餃子のことを『ギョーザ』と発音する。焼き餃子は日本からの渡来品であり、外来語だ。

 

今回泊まったホテルはフランス系大手ホテルチェーンの一つだが、その中ではビジネスホテル的な位置づけだろうか。部屋のデザインなどはちょっと凝っていて良いと思うのだが、さほどの高級感はない。周囲の環境もよいとは言えず、庭があるわけでもないので、窓からの眺めも今一つ。

 

ただ、バスタオルなどのふんわりした雰囲気が嫌いではない。またフロントの愛想はまあまあかな。昨年開業したばかりだと言うが、古いホテルを買い取って改装したのだろう。屋上には狭いプールがあったが、夕日が眩しくて、誰も入ってはいなかった。部屋にもバスタブがあるわけでもなく、日本人が態々泊まりたくなるホテルではなさそうだ。

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