タイ巡礼、そして茶旅2017(3)VIPバスでメーソットへ

7月13日(木)
お茶会

今朝は宿をチェックアウト。9時前にはカフェの店員が来ていないので、荷物を共有スペースにおいて、出掛けていく。もう慣れ親しんだMさんの家に向かう。今日は恒例のお茶会。少人数でゆったりとお茶を飲み、私の話を聞いて頂くという趣向が気に入っているので、止められずにいる。

 

始めたのは5年も前。当時は私自身もバンコックを臨時拠点にしており、開催回数も多かった。20人ぐらいでやっており、会場も大きかったが、その後少人数に切り替わり、現在に至っている。元はタイにも茶畑があり、タイ産のお茶があることをバンコック在住者に知ってもらおうという意図だったが、今は純粋にお茶を楽しみ、お茶の話題を提供している。

 

前回同様MさんのPCにパワーポイントが入っておらず、東京に行っているお嬢さんのPCを借り、東京との電話のやり取りで接続しているところが、いかにも現代的だ。そしていつものメンバーに集まって頂き、また初めましての方にもお出で頂き、最近の台湾や中国のお茶の話題をパワポを使って、お話しした。お茶はMさんが淹れてくる。あっという間に2時間が過ぎ、時間をオーバーして話し込む。年に1-2回は今後もお茶会を続けたいなと思う。

 

それからランチを食べて、スクンビット通りソイ53を歩いて見る。なぜここを歩くのか。それは香港長洲島のお爺さんが1975年頃、ここでプーアル茶を作っていたと証言していたからだ。勿論茶工場が残っているはずはなく、40年前の面影が見られるとも思えないが、ちょっとその雰囲気を味わう。このソイ、ゆったりとした住宅街で、意外と昔の影があった。大きな木があり、古い家もチラホラ。お爺さんがここへ来れば、懐かしむだろうか。これも一つの茶旅と言える。

 

銀行で用を足し、宿の方向へ戻る。途中でまたマッサージ屋に寄り、ゆっくりをとマッサージを受けた。このお店、かなりの大型店であり、海外からのお客も多い。ヨーロッパ系もいるが、韓国系、中国系が主になっているように見える。中国人も結構英語で対応している。マッサージ師とは言葉は通じないが、特に問題はない。

 

バスターミナルへ
それが終わると歩いて宿へ向かう。途中の市場で麺を食う。今晩は夜行バスなので、こまめに食事を腹に入れておくのがよい。周囲に安い屋台がないからか、結構お客がいた。今やバンコック中心部では、安いご飯を食べることが難しくなってきているようだ。食後、宿に帰る。預けた(置いておいた)荷物を受け取るが、バスの時間までは早過ぎるので、カフェで時間を潰す。

 

しかしお客がいなくなり、店員は帰りたそうだったので、外へ出た。例のバスでゆっくりとバスターミナルに向かうつもりだった。バスは結構混んでおり、道も混んでいたが、時間に余裕があるので問題はないと思っていた。このバスは6.5バーツと安いので乗る人が多い。そしてどんどん郊外に進んでいき、客も減って来た頃、突然Uターンして停まってしまう。何とバスターミナルまで行かなかったのだ。

 

これにはちょっと慌てた。何しろ真っ暗の中、自分がどこにいるのか分らない。文字も読めない。取り敢えず道路脇のバス停に行くも要領を得ない。少し歩くと交差点があり、お巡りさんがいた。聞いてみると、言葉は通じないが私の意図を理解し、タクシーを止めてくれた。結局安く上がるとバスに乗ったものの、タクシー代が高くつく。しかもかなり早く着いてしまい、時間を潰すのにも苦労する。

 

夜行バス
バスターミナルは若干エアコンも効き、快適ではあるが、人が多い。地方へ行くバスは夜行が多いということだ。メーソット行きは予約したバスより1時間前のものがあり、乗りたかったが、メーソットに早く着きすぎても先方に迷惑が掛かるので止めにして、色々と見学して回る。まあネットも繋がるので、問題はない。

 

ようやく乗るバスがやって来た。立派なバス、私の座席は1番前。座席は広く、隣は不在。充電も可能で非常に豪華。さすがVIPシート。飲み物とスナックも配られて快適。出発間際にオランダ人カップルが乗り込んできて、『こんなに安い料金でビジネスクラスのサービス、驚いた』と言っていたが、私も同じ感想だった。これからVIPに乗ろうと思う。

 

既に時間は夜の10時半、出発してすぐに寝入ってしまった。平地の道をスイスイと走ったようだ。夜中の1時頃、どこかのサービスエリアに停まる。取り敢えずトイレに行き戻ってみると、多くの乗客が飲み物を受け取っていた。どうやらバスチケットにクーポンが付いており、それを出せば無料でもらえるらしい。文字が全てタイ語で分からなかったのだ。折角なのでハニーレモンをもらったが、これが意外とうまかった。玄米茶は微妙な味。

 

それからうつらうつらしながら山道に入ったことを認識した。朝5時過ぎにはうっすらと明るくなり、かなりの山の中にいることが分かった。そして6時半、メーソットの街に入り、バスターミナルにバスは停まった。8時間のバスの旅は終わりを告げた。体は夜行でもかなり楽だった。

 

7月14日(金)
2. メーソット
ミャワディへ

早々にススにフェイスブックで連絡をした。ススは旦那の仕事の関係で、ここメーソットの対岸、ミャンマー側のミャワディに住んでいるのだ。ミャンマー人も許可があれば、メーソットに来るのは簡単だというので、迎えに来てもらうことにしていた。ただ朝が早過ぎて、ススの旦那が車でやって来たのは、1時間ぐらい経ってからだった。まあ眠かったのでぼっとしているとすぐに時間は過ぎた。

 

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