タイ巡礼、そして茶旅2017(2)運河ボートに乗って

気が付けばバンコックに来たのは昨年12月以来。帰りにちょっと散歩してみると、所々に変化が見られる。まずはアソークの近く、スクンビット通り沿いになぜか怪獣のテーマパークが出来ている。観覧車も見える。ここには元は何があったのだろうかと考えたが全く思いつかない。いずれにしても、突然街の真ん中にこんな物が出来てしまうのが、タイらしい。

 

そのすぐ近くには北朝鮮レストランも出来ている。昔からあったのかもしれないが気が付かなかった。営業時間前、中では女性従業員が踊りなどの練習をしているのが見えている。以前北京で行ったことがあるが、まあそれほど面白い所ではない。でもなぜか人気なのが不思議だ。

 

タイと言えば、やはりセブンイレブンにはよく行く。暑いので、水分補給は水かポカリスエット。最近はアクエリアスの細いボトルも売っているが、明らかに日本とは味が違う。そんなセブンで会計しようとすると、中国人観光客がどっと押し寄せている。そして皆が微信で支払いをしている。ついにタイでも微信決済か。私も使ってみたい衝動に駆られる。

 

疲れたので近くのマッサージ店に入ってみる。普段は脚マッサージばかりで、タイ式マッサージはあまりやらないのだが、ちょっと眠気があったので、そこで寝るつもりで受けてみる。これが何とも気持ちがよい。終わった後に冷たい水を飲むと本当に心地よい。病みつきになりそうで怖い。夜はやはりやはり早く寝る。どうも様々な疲れが出てきたようだ。

 

7月12日(水)
ボートの旅へ

翌朝も早く起きた。夜中に雨が降ったようだが、朝は止んでいた。宿のすぐ近くに運河があり、そこには乗合ボートが走っているのが見えた。特に予定がなかったので、散歩がてら、これに乗ってみようと、とっさに運河に降りた。ボートはすぐにやって来たが、どうやって乗るのか見ているうちに、皆が乗り込み、あっという間に行ってしまった。

 

ボートが着くと、大勢が降りてきて、乗る側はその後ボートのへりにつかまり、飛び乗るような感じでボート内に入っていく。ちょうど席が空いていたので座り込む。すると動き出したボートはすぐに水しぶきを上げ、危うく、ずぶ濡れになる。前の女性がビニールシートを持ち上げ、難を逃れる。これはかなり動きの激しい、スポーツのような乗船だ。

 

料金は車掌?に手渡し。いくらか分らないので20バーツ札を差し出す。お釣りが返ってこないので20バーツらしい。この運河ボート、意外と乗り降りが激しいので驚く。乗っている人は渋滞を避けた通勤途上の人々だから、服装はちゃんとしている。黒が多いのは未だに王様の死を悼んでいる。この服装でこの水しぶき、ちょっと日本ではあり得ない。しかも水はきれいとは言い難い。

 

終点を迎え、全員降りた。どうしようかとみていると更に先に行くボートが来て、乗り込む。僅か10分ぐらいで、また終点を迎えた。ここはどこだろうかと運河から上がってみると、何となく見たことのある光景が。ここには以前来たことがあるお寺があった。まずはお寺に入り、仏像を拝む。そうすると心が落ち着く。

 

それからどうやって帰るろうかと歩いて行くと、何と前回訪れた王宮への道を歩いていることに気が付いた。今日もまだ多くの人が王宮を目指している。私も王宮まで歩いて見たが、中には入らず、カオサン近くのバス停からまた無料バスに乗り込む。そろそろ戻らないと昼の約束に間に合わなくなる。ところがこのバス、アソークの裏を回り、そのまま高速に乗ってオンヌットの先まで行ってしまい、エラク遠回りとなってしまう。

 

ちょうど宿に辿り着いた頃、同級生のOさんから遅れるとの連絡が入る。待ち合わせはプロンポンの紀伊国屋。まあ先に行って少し本でも見ることにした。東南アジア関連の本がここには沢山あるからだ。ミャンマーの本が多い。どこまで真実が語られているのだろうか。またビジネスが進められるのか。

 

Oさんと落ち合い、まずはユニクロへ。ステテコを買いに行くが、ちょうどよいものがない。それにしてもタイのユニクロにもステテコがあることが驚きだ。続いてエンポリアムの上のフードコートに行く。ここは昔よりきれいになっているが、お向かいの新しいショッピングモールのそれより、安い。そしてそれほど混んでもいない。いつものカオマンガイを食べる。カメラを落として立ち上がってしまったが、向こうの席のお客さんに教えてもらい、事なきを得る。

 

それからエンポリのカフェでずっと話し込む。3時間以上はそこにいて、随分と色々な話をしたと思うのだが、それほど記憶には残っていない。何故だろうか。むしろタイ人男性が大声で携帯電話を掛けていたり、セレブの奥さんたちが騒いでいたりしたのが気になってしまった。帰ろうとすると、日本人のセレブ、Sさんが入って来たのにはびっくりしながら挨拶した。

 

帰りにアソーク駅のところにあるタイ茶のショップに立ち寄り、タイ茶アイスを食べた。昨日Tさんから『タイ茶アイスが大人気だ』と聞いていたので行ってみたのだ。このタイ人が好きなオレンジ色のタイ茶、2年前に茶工場まで訪問して色々と話を聞いたのが懐かしい。確かに行列ができていて驚く。45バーツで結構幸せな気分になれる。

 

そのままアソークから歩いて行くと、途中にすき屋があった。日本ではまず入ることがないのだが、『かつ丼』の文字が新鮮で、寄ってしまった。牛丼ではなくかつ丼。店は若者を中心に混んでいる。私のことはすぐに日本人だと分かるようで、英語で応対してくれる。170バーツぐらいでセットメニューを頂く。タイではこんな形態が流行っているのだと勉強になった。

 

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