ラオスポンサリー茶旅2016(12)ビエンチャンでも体調が

結局ラオシルクというホテルに入った。体はもう限界で、23ドル(朝飯付き)でOKした。部屋は狭いが熱い湯が出たので、それだけで十分に満足した。シャワーを浴びると生き返ってくる。次にすべきは明日のフライト予約だが、部屋ではWi-Fiが弱く、航空会社のサイトが開けず、予約ができない。ロビーに降りるときれいなカフェになっており、そこで何とかネットを繋ぎ、チケットを得た。だが今日の明日、ということもあり、料金は安くなかった。25時間乗ったバス代の5倍以上もした。これは決して速さを金で買ったのではない。ラオ航空よりバンコックエアーの方が安いという状況であり、もう何でもいいからとにかく逃げるようにバンコックに戻ることにした。

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ところで今回はビエンチャン在住のMさんに連絡を取っていた。体調が思わしくないのでどうしたものかと思っていたが、彼の方からホテルに来てくれるというので、ロビーで会った。ほんのちょっと会って話すだけのつもりでいたが、彼から韓国の話や東南アジアの話が次々に出てきて、気が付くと日が暮れていた。まさかこんなに話し込むとは。私も25時間のバスの旅で日本語が恋しくなっていたのかもしれない。まあ元気が出てきてよかった。

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少し元気になると腹が減る。ただ普通の食事が難しそうだったので、うどんのような麺を食べたいといったが、タイのクイッティアオのような麺は夜はやっていない。そこで彼が奥さんとよく行くという店に連れて行ってくれた。チャーシュー入りのラーメンだったが、すきっ腹には何とも有り難い味だった。ゆっくり食べるつもりがすぐに完食してしまった。やはり25時間バスの旅で何も食べなかったというのは、何とも異常なことであり、体への負担は大きかった。

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既に夜の9時、ここで別れるつもりだったが、お茶が飲みたくなる。すると向かいの店に案内される。ここが彼の奥さんの実家だと言い、熱いお茶は無料だと言って、出してくれた。何とも申し訳ないことだ。店の外ではお客さんが冷たい飲み物を飲んでいる。結局10時頃まで話し込み、奥さんが迎えに来て、ようやく終了した。なんでこんなに長い時間話した、いや話すことがあったのだろうか。自分でも全く訳が分からないが、その時はかなり元気になっていたから不思議だ。

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帰り道は分るからと言ってMさんと別れたのだが、なんとそこから道に迷ってしまった。そんなに難しいはずもなく、以前もビエンチャンに来たときは通った道のはずだった。最近どうも方向感覚がおかしい。夜の街は一度迷うとなかなか感が取り戻せない。ついに川辺に出て何とか道が分かった。ビエンチャンは1年ぶりぐらいだが、その変化は他のアジア諸国の首都と比べれば少ない方だろう。それでも店がきれいになっていたりして、分りにくくはなっている。

 

2月5日(金)

朝食のパンは美味かった

翌朝はゆっくりと起き上がる。バスの疲れ、というより、寝違いを起こしており、首筋が痛かったが、それでも心地よい目覚めとなった。やはり朝はこうでなければいけない。そして体調は引き続き悪かったが、どうしても朝食は食べたかった。それはパンがあったから。このホテルの食事はビュッフェではなく、オーダーするスタイル。目玉焼きとベーコンを頼み、思いっきりフランスパンをかじった。私が食べたかったのはこれだ、と感動する。

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食事が終わってもWi-Fiがよく繋がるこのテーブルを離れずに、PCでメールの処理かなどをやり続けた。既に次の旅、スリランカが待っていた。その準備やら、バンコックに戻った際のアレンジやらで、かなりの時間を取られる。今回のポンサリー行の意味はよく分からなかったが、次に進むしか私には道はない。そしてポンサリーのリベンジも。

 

11時頃にはチェックアウト。ホテルで空港行のトゥクを頼もうとしたが、7万kと言われて、外へ出て探す。初めは6万kと言った運転手があっさり4万kまで譲った。昼間は客がいなのだろうか、それともコレが相場だろうか。まあ昨日のバスターミナルからここまでが5万だから、空港まで4万でよいのではないか。ビエンチャンの昼間の日差しはかなり強い。山とは全然違っている。それでも風は吹き、空港までの道は空いており、すぐに到着してしまった。

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チェックインもスムーズ。出国審査も順調だった。そしてバンコックエアーはエコノミークラスでもラウンジが使えるという特典がある。だがこのラウンジ、Wi-Fiのパスワードをくれたのに、1つも繋がらない。他の客も首を傾げているので、容量が小さ過ぎるのか、それとも最初から繋がらないのか。ビエンチャン空港全体がWi-Fiにはまだ対応できていない。アジアの空港はこの辺がどんどん進化している。次回来た時は進歩しているだろうか。

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仕方なく、クッキーを食べ、ジュースを飲む。グレープジュースがやけに美味いと感じ、2杯も飲む。このジュースがいけなかった。またおなかがゴロゴロ言い始めている。それなのに更に、20分遅れて出発したフライトで機内食が出てきて、それも食べてしまった。バンコックに着いたときは、また以前のように体調が最悪になっていた。今回のバス旅、合計は40時間、その疲れはそう簡単に抜けるものではない。果たしてスリランカには行けるのだろうか。

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