《雲南お茶散歩2013》(6)大理 クラシックなホテルと大理の街

クラシックなホテルと大理の街

今日の宿はお茶屋さんのすぐ近く。昨日の立派なホテルとは対照的に、伝統的な造りの家。最近このような宿が人気なのだろう。部屋数もあまりなく、2階の2部屋が我々にあてがわれた。

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何だかいい感じだ。階下もリビングスペースになっていて、お客も寛げる。どうやらオーナー一家もここに住んでいるらしい。半地下もあり、庭もある。意外なほど広い家だ。ところが・・?何とエアコンは壊れていた。11月末の雲南省、しかもこの家の造りでは、相当に寒い。毛布を貰っただけでは寒いので、夜は電気毛布のようなものを下に敷いて寝た。私はまだよいが、南国育ちの陳さんには堪えただろう。ただ彼は一言も愚痴を言わなかった。それも人生だと思っているようだ。

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実は陳さんは信心深い仏教徒。お茶屋さんの並びには仏教の一派の事務所があり、興味津々で乗り込んでいったりする。最近中国でも仏教が流行りだ。これだけ人の心が揺れ動く中、金儲けだけでは収まりがつかなくなってきている。心の支えが必要なのだ。仏教はその支えになれるのだろうか。

 

午後は大理の街を歩いて見た。街に入る門は昔と同じ。27年前の記憶は蘇らなかったが、何となく懐かしい気分にはなった。だが観光客目当ての店が増え、やはり白族の服を着た人は少なかった。あの頃はそこここにいたのに。確か白族の女の子がウエートレスをしていた喫茶店があったな、あれは中国では喫茶店が珍しい時代、どうしてあったんだろうか?今もあるのだろうか。教会などもあり、この街が意外と多様なことも知る。

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中国人の観光客が目に付く。彼らも大都会の汚染された空気、水などに嫌気がさして、大理にやってくるのだろう。自転車を借りて、楽しそうに行き交う若者。実に穏やかな空気が流れ、一瞬ここは中国ではない、とさえ感じられる。

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夜は地元料理を頂いた。地元の野菜やキノコなどを使った鍋料理、素朴で美味しかった。店が結構暗くて、それもまた昔を思い出した。昔はどこでも本当に暗かった。

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