広州茶葉市場ツアー2014(1)夜も朝も食は広州

《広州茶市場散歩2014》  2014年8月29日-9月1日

 

1.広州

地下鉄を乗り継ぎ

南寧から乗って来たバスを降り、電車の駅へ向かう。その電車は地下鉄5号線だった。広州にもそんなに地下鉄が走っているのか。知らなかった。6年前に来た時はこんなに沢山は走っていなかった。1年半前に来た時も気が付かなかった。いつも同じ所ばかり行っていると、見えてこない物がある。しかも本日の宿泊先までここから僅か4駅なのには驚いた。仏山と広州はちょうど隣り合わせの場所にあるようだ。

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駅数は少ないが、乗り換えは2回もあった。5号線に一駅乗り、6号線に乗り換えて2駅。そして1号線に乗り換えて1駅で長寿路という駅で降りる。ホテルはここから5分ぐらいで着いたので、7時前にはチェックインできた。このホテルの周辺は古い広州の雰囲気を色濃く残しており、大好きな場所だ。

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ホテルはかなり古い建物であり、チェーン展開している他の都市の部屋と比べると見劣りするが、料金はそれなりだった。ロケーションが良いということだろう。WIFIも部屋で繋がるということだったが、なかなか繋がらない。相変わらずVPNも不調で、メールもろくに見られない。

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夕飯 そして夜食

兎に角今日は朝から何も食べていないので早々に外出して食事を取る。何でもよいから食べようと思ったが、そこは広州、美味しそうなものが並んでいて目移りした。ウロウロしていると疲れるので、先ずは白切鶏飯にあり付く。お母さんが会計に座り、息子が肉を切り、椀に盛り付ける。僅か12元だが、揚げ豆腐と鶏の味がとてもいい。叉焼も思わず食べたくなるが止めておく。

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他の食べ物を物色していると、韓国式のイカ焼きがあった。イカは大好きなので、思わず手が出た。3本、10元、決して安くはないが、食べ歩きの好きな中国人には絶好の食べ物。かなりの人気だった。味はまあまあか。残念ながらこれでお腹が膨れてしまい、ホテルに戻る。

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そして東京のお茶屋さんI夫妻の到着を待つ。彼らは今日香港からバスで広州入りする。9時頃には到着と聞いていたが、一向に到着の連絡はなかった。シャワーを浴び、寛いでいたが、10時半になっても音沙汰がないので心配になり、宿泊予定のホテルに電話を入れる。このホテルはアメリカ系であり、電話するとやたらに英語を使いたがるのだが、こちらの英語力の問題かもしれないが、意思を通じさせるのは厄介だった。『英語が話せても意味が分からない』人が多いらしい。

 

そうこうしている内に、携帯が鳴り、Iさんが到着した。こんな時間ながら明日の打ち合わせも兼ねてホテルへ出掛けた。ホテルの部屋はゆったりしており、私の所とは大違い。そして何と、このホテルではWIFIが繋がるだけではなく、GmailもFacebookも自動的に繋がるのだという。一体これはどういうことだ。政府が規制しているものを外資系ホテルがサービスとして提供している。明日は是非試してみよう。

 

Iさんはお腹が減った、というので、夜の11時過ぎに外へ出た。そこはやはり広州の下町、この時間でも屋台が繁盛しており、粥麵屋も空いていた。粥と腸粉、ワンタンメンなどで軽い食事を済ませた。広州の食事文化は実に便利で美味しい。

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8月29日(金)

朝は粥

朝はゆっくり起きる。腹が減ると外に出て粥を食う。朝から美味い物を食うと気分がいい。周囲で食べている人を見ると麺が多い。やはり中国人は朝麺を食べるのが一般的な習慣ということだろうか。これは日本人とかなり違っている。

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IさんのホテルにPCを持って行き、ネットを試みる。驚くほどサクサクと繋がり、本当にGmailやFacebookが普通の状態で見られた。こうなるとやることが一杯あり、しばしネットに向かう。人の部屋でこんなことをしていいのだろうか、などとは考えない。やれる時にやっておく。

 

I夫人が突然『不動産を探したい』というので付き合って外へ出る。広州は非常に住み易い所なので、来年1か月ぐらい滞在したいとのことで、月極めのマンションを探したいとの要望だった。広州酒家の所から文昌南路を歩くと、古い町並みの後ろに高級マンションが見えたりする。この辺を狙っているらしい。不動産屋があったので入ってみたが、『月極め』と聞いただけで『そんなのあるわけない』とけんもほろろ。隣にも入ったが『この辺は最低でも半年、普通は1年契約しかない』とにべもない。I夫人は『天河地区には沢山あるのに』と食い下がるが、『それなら天河へ行け』と取り付く島もない。天河は高級地区で不動産投資目的が多く、外国人も好むことから、マンスリーがあり得るが、この下町にはそんな習慣はない、ということらしい。

 

歯が欠けてしまったというI夫人の為に、薬局に寄り消毒液を買う。この消毒液、水で薄めたりせず原液を口に入れ、1₋2分口をゆすぐという。ちょっと怖い。この付近は昔の路上市場が残っており、狭い路地に野菜売りなどがひしめく。本当に古き良き広州を思い出す。

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それから文昌北路を歩き、きれいなマンションの下に出る。ここは骨董市場街になっており、骨董好きのI夫人は『ここに住みたい』というのだが、マンションを見つけることはできない。ここの1階で急須屋をやっているおばさんの所へ寄る。ここの急須は宜興から来ている。主人がそこの出身らしく、良い物がある。今日は不動産を探しているので、明日また寄ることにした。

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1 thought on “広州茶葉市場ツアー2014(1)夜も朝も食は広州

  1. さすがに広州で美味しい物が沢山!
    ホテル事情は面白いですね
    アメリカ系のホテルは凄いですね高級住宅街と広州の下町の
    違いがとてもよくわかりますね

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