10月6日(月)‐中秋節 香格里拉へ
朝日が眩しい。今日も天気は良いが、何となく頭が重い。それでも取り敢えず宿で麺を啜り、外出する。ちょっと古城を歩き、今日もまた別の出口から車に乗る。昨日に比べて空いているのは、今日が中秋節だからだろうか。麗江市博物館へ向かう。入口にはトンパ文字が描かれているが、「社会主義核心価値観」と書かれていると、少し興ざめしてしまう。中の展示はトンパ文化に関するもので、少し勉強になる。ナシ族についてはもっと知るべきだろう。


そこから歩くと池があり、公園になっている。実はもう一つ博物館があったのだが、車ではなかなか行きにくく、寧ろ公園を通り抜ければ行けそうだった。だが門番は「そんな博物館はない」と一言。もしあったとしても軽い山越えだと気づき、1㎞ぐらい歩いて古城に戻り、更にずっと歩いて宿まで戻った。さすがこの古城の風景も見飽きてしまい、写真も撮らずに黙々と歩く。


昼まで休んでチェックアウト。どこかでご飯でもと思ったがその気力もなく、宿のカートで荷物を運んでもらい、出立。だが車がなかなか来なくて困る。それでも時間に余裕があったので待つ。乗ってしまえば、そんなに遠く無く、駅まで運ばれた。本当にいい天気で、雲が素晴らしい。

香格里拉行き列車は2時間に一本ぐらいあり、時間通りちゃんと来て、ちゃんと動いて行く。途中トンネルもあるが、いい天気の風景も見えてくる。臨時停車(列車の行き来の関係)したところが、きれいな渓谷の風景で、皆が写真を撮る。1時間40分ほどで、香格里拉駅に無事到着した。

本当に空気が澄んでおり、気持ちが良かった。恐れていた高山病の兆候は特になく、ゆっくり歩き始める。この駅は昨年できたのだろうか、中国の駅はどこも同じような作りなので、迷うことはない。今回は予約した宿が車を予約してくれていたが、その車を見付けるのにちょっと時間がかかる。それでも乗ってしまえば10分で市内に入り、すぐに宿まで送られた。この街自体はかなり小さい。

宿はなかなか洒落ていた。中庭のある敷地で、部屋は2階。何と部屋がメゾネットタイプで更に上にもベッドがあるのだが、突然標高3300mにやってきて、これはかなりきつく、結局使用することはなかった。部屋には酸素吸入器も置かれており、やはり高山病の危険はある。階段を上がるにもゆっくりだ。


ちょっと休んでから外へ出る。取り敢えず車で来た道と反対を行くと、すぐに独古宗古城という門が見えた。ここから観光街になっており、意外なほど人がいた。そして若者の多くがチベット族の格好をしている。広場に茶馬古道関連の石碑でもあるかと探したがない。観光案内所で聞いても分からないという。そもそも案内所なのに、この地域の歴史展示の前に物が置かれていてよく見えない。歴史を知らせようという意欲はまるでない。


そこから観光街を歩いて行く。ゆっくり歩いてもやはり息は切れる。路上でチベット族がスーヨー茶を売っていたので、試しに一杯飲んでみる。5元。私の記憶にある38年前のチベットのバター茶は強烈なヤクミルクの香りと味で飲めなかったが、今は牛のミルクなのか、観光客向けになっている。よく見るとそこここにドリンクスタンドがあり、皆が茶を飲んでいる。因みに私は塩ではなく、甘い茶を選んでいる。

頭が痛いなどの症状はないが、何とも食欲が無く、チベット料理など横目に老街を歩いてみても食べたい気分にならない。一本裏道を歩くと、そこにすごくおしゃれないカフェがあった。しかもパン屋を併設しており、美味しそうなパンが並んでいたので、思わずチョコクロワッサンに手を出した。1つ20元は高い気もするが、何となく納得する色であった。

