ハノイ茶旅2023 その1(1)閑散とするスワナンプームとノイバイ

《ハノイ茶旅2023 その1》  2023年2月27₋3月1日

昨年中国の習近平が3期目の政権運営を決めた。その後最初に習に会った外国要人はベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長だった。この会談の中で『滇越鉄道』という言葉が出たと聞き、非常に興味が沸く。フランスが100年以上前に建設したハイフォン‐昆明間の鉄道、どうしても乗ってみたくなり、ハノイへ行くことになった。

2月27日(月)ハノイ到着

そもそも今回のハノイ行は、昨年11月頃に一度計画した。ところがベトナム入国に際して、海外旅行保険加入が義務付けられているとの情報があり、断念した経緯がある。今年に入って、いつの間にか加入義務が緩和??(いや、昨年から規定上にはあったが、確認はされていなかったらしい)と分かり、計画を練り直す。

ところがチェンマイでバンコクーハノイ行の航空券をネットで購入しようとしたら、何故かクレジットカード決済が出来ずに困る。3日間、カードを変えてやってみても出来ないので、仕方なくバンコクのYさんにお願いして、購入してもらった。最近は決済できないと表示されて、実際は3回も同じ航空券を買わされ、しかも払い戻しされないケースもあると聞いている。私の場合は最悪のケースではなかった。PCの問題ではないかと思うのだが、原因ははっきりしない。

昼過ぎのハノイ行に乗るのに、朝8時台に宿を出たのは、最近乗客が異常に増えて空港が大混雑していると聞いたからだった。朝は道路も混んでいるためタクシーには乗らず、MRT+空港線を使うと簡単に着いてしまった。ベトナム航空のカウンターは3時間前しか開かないが、預け荷物無し、Webチェックイン済みだと、出国手続きに進めたのは何とも有難い。

覚悟して臨んだ出国手続きだったが、荷物検査がすんなり通り、イミグレにもそれほど人は並んでいなかった。何と合計20分ちょっとで出国完了。フライトの出発時間までまだ3時間以上あるという異常事態になってしまった。仕方なくトイレに行こうとしたら、かなりのトイレが閉まっており、トイレ探しで右往左往した。それから椅子に座ってじっとしていたが、午前中の空港は驚くほどに閑散としていた。

ようやく搭乗。何となく広東語が多く聞こえてくる。どうやら香港人がハノイ経由で帰国する便らしい。80%以上埋まっていたのは、そういう乗客を集めたからだろうか。2時間のフライトだが国際線なので、ちゃんと食事も出る。あのハノイの渋い緑茶が出てきて、更には機内誌に茶畑の写真を見るとテンションが上がる。

フライトは順調に到着。入国審査も混んではおらず、何も聞かれず、昔と同じ2週間の滞在が許された。両替所を探すと、10か所以上あり、近頃は目も悪いので、どこのレートが良いのかよく分からない。適当に選んで両替し、更にシムカードも購入しようとしたが、お姉さんの対応がとても悪くてびっくり。止めて他へ行くというと、途端に愛想よくなりまたビックリ。

空港は以前と変わっていない。6年前はタクシーを探したが、いまやGrabの時代だ。運転手らしい人々が次々に声を掛けて来るが、すべて無視してGrabの配車を待つ。30分、32万ドンが安いか高いかは分からないが、安心安全な雰囲気がよい。以前のベトナムでは、タクシートラブルが何度もあり、それがないだけでもあり難い。Kiaの小型車が来たのは、如何にもベトナムらしい。

ベトナムの経済成長という話が良く出ていたが、コロナ中は止まっていたのか、道路工事が各所で行われていた。旧市街地に入ると見慣れた光景が出てきてホッとする。宿はハノイ駅の横、何の問題もなく到着した。今回の旅は基本的に同窓のNさんにアレンジしてもらっており、このホテルもこれからラオカイまで列車に乗るのに好都合ということで選ばれた。部屋は広くて快適そうだが、さすがベトナム、外の騒音はかなりある。

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