静岡歴史茶旅2022(1)清水次郎長を巡る

《静岡歴史茶旅2022》  2022年11月18₋20日

茨城から帰ってまたすぐに電車に乗る。今回は所用で静岡へ向かった。日本にいる期間が限られており、その中でワールドカップも近づく中、ちょっと強行軍ではあるが、やはり旅に出た方が楽しい。

11月18日(金)清水へ

いつも静岡へ行く場合、どの方法で行くかを迷う。ただ新幹線はつまらないので原則乗らない。電車もJRか小田急かなどと迷う。そんな中、今回は疲れないで行く、をテーマにゆっくりバスの旅を選択する。これまでもバスタ新宿からバスで行ったことはあるが、今回は渋谷から乗ってみた。新宿始発の25分後に渋谷に停まるので、こちらの方が楽だと思った。

渋谷のバス停はマークシティーにあると書かれていた。何度も行っている場所だが、こんなところにバスターミナルがあるのか。半信半疑で行ってみると確かに5階にあった。だが本当に小さな待合室、殆どいない乗客、9時台だと窓口すら開いていない。トイレも狭い。ただ逆に言えば、リラックスしてただバスを待つだけでよい。ここに来るのは羽田空港行などかなり限られているので、バスタのような忙しさは一切ない。今度ここから羽田に行って見ようかな。

バスはほぼ定刻にやってきた。乗客は2人だけ。そして乗っている客も多くはない。途中高速が渋滞したのは道路工事のせいだった。予定より40分遅れて足柄サービスエリアに入る。急ぐ旅ではないので、気楽なものだ。向こうに富士山がくっきり見える。今日は実に良い天気で風もない。観光バスはなぜ停車中ドアを開けたままなのか。泥棒はいないのか。

このバスは遅延している上、高速を降りてから静岡駅まで結構時間が掛かることを知っていたので、清水駅前で降りる。昼過ぎの駅前、人もまばらで何とも寂しい。清水エスパルスに勢いがないことも関係するだろうか。腹が減ったのでとんかつ屋に入ったのだが、なぜか名物モツカレーを食す。モツもカレーも大好きだが、別々に食べても良いかもしれない。

そこから天気も良かったので、清水次郎長巡りを始めた。まず港沿いに歩き、次郎長が明治に開いた船宿末広の跡地へ行く。本当に港の横、ここは海軍の定宿だったとかで、あの広瀬武夫なども泊まったとある。今は家があったという雰囲気はない。山本長五郎の生家も少し離れた商店街に残っており、今は次郎長の足跡を展示する資料館になっていた。

生家の近くに次郎長の墓があるというので行ってみる。梅陰寺、かなりモダンな造りに見える。階段を上ると奥に次郎長の墓があるのだが、ここで参観料300円を取られる。墓参りに入場料とは、京都の寺でもあるまいし?遺物館に展示があり、次郎長の像もあった。そしてようやく次郎長、大政、小政、お蝶などの墓が並ぶ。帰りに受付でお茶を出してくれた。コロナ前はガイドの案内で外国人も来ていたという。

次郎長と茶園開拓(富士裾野の開墾)、というテーマで調べてみるのも面白いと思い、そこから県立図書館へ向かう。ただこの付近、交通は不便でバス路線もなく、静鉄の駅までかなり歩いて行く。美術館前で降り、知った坂道を上りようやく図書館に着く。ここでは、いつも気持ち良いサービスが受けられるので大変有り難い。今回は様々な資料を出して頂いたが、『本は使われないと可哀そうです』と言われたのが印象的だった。

本日は駅前ホテルに宿を取った。これも全国旅行支援のお陰で安く泊まれると喜んできた。静岡のクーポンは紙もあるが、原則はアプリ使用だった。ここに支援金を入れて使うという優れもの。これだと1円単位で使えるので、悩まなくてよい。ただエキナカで夕飯を食べる所はあるが、居酒屋系が多く困る。結局前回と同じ店で同じ夕飯を食べ、ちょっとお菓子を買って帰る。 

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