スリランカご縁の旅2014(5)コロンボ隣は凄い中国系ホテル

4月4日(金)朝から爆竹

翌朝は早く目覚めた。腹も減ったので下に降りていくとオーナーがいたので、朝ごはんが買える場所を聞くと『隣のホテル』というので、行ってみる。このホテル、漢字の看板があり、中国系らしいが、中華レストランの入り口でサモサやパンを売っている。ここで食べ物を手に入れ、GHに戻る。

オーナーが『僕はお茶のことは分からないが、そこにあるから適当に飲んでよい』というので、ヌワラエリアのお茶を選んでお湯を沸かして淹れてみる。サモサと一緒に食べると何となく美味しい。

すると突然大音響が響き渡る。隣のホテルの従業員らしき若者が爆竹を鳴らし始める。中国なら何か祝い事があるとか、開店記念に爆竹を鳴らすが、見ていても何も起こらない。ただ爆竹で遊んでいるだけ。オーナーが眉をひそめて『煩くて困る』と嘆く。よくやっているようだ。隣人を選べない不幸、というものがありそうだ。

その後知り合いの紹介でコロンボ郊外のある工場へ行き、半日過ごして戻る。予想以上の交通渋滞、そして様々なコストの上昇、スリランカは人件費が安くてこれからの国、と思っていたが、違うのかもしれない。根本的に別の目で見る必要がありそうだ。

ファックスを送る

携帯に1つのメッセージが入ってきた。ネゴンボで携帯を買った店からだった。パスポートのコピーをくれというもの、完全に忘れていた。既にコロンボにいるというとファックスして欲しいと。仕方なく、GHの近くにあるITセンターのような所へ行く。PCや携帯など電化製品を売ってはいたが、コピーもできないし、ファックスもなかった。

仕方なく周辺を歩き回るが、ネットカフェなども意外とない。暑いのでいい加減、嫌になった頃、大通りからちょっと入った場所に、店があった。入っていくとコピーもできるし、ファックスもOK。しかも低料金で、まさに庶民の味方。昔はこんな便利な店が沢山あったが、今や大型店が進出し、街の小さな店は潰れていく傾向にあるらしい。それからホテルに帰ってゆっくりと休む。

夕方外へ出た。前回行った福建人のオジサンがやっている中華レストランを探す。1年半前のこと、場所が思い出せず苦労するが何とか探し当てる。店には中国人観光客などがいたが、オジサンはいなかった。オバサンに聞いても、『今は忙しい』などと言われ、とうとう会えなかった。1年半前はとても美味しい料理だと思ったミンハン。だが今回はそれほどには美味しく感じられず、早々に店を出た。ほんのちょっとしたことだが、残念なことがあると気持ちが塞ぐ。

大騒音 隣は変な中国系ホテル

そして夜、何とかネットが部屋でも繋げたので、先ほどの残念な気分も薄らぎ、今日も気持ちよく寝た。ところが・・、夜の12時頃だろうか、途轍もない大音響の音楽が隣から聞こえてくる。それまでも音楽を流していたのだろうが、何かの拍子に起きてしまうと、この音では寝るに寝られない。

しばらく待っていると隣の部屋のドアが開く音がした。隣はロシア人の中年夫婦で不動産業をやっていると言っていたので、ついに我慢できずに文句でも言いに行ったのか。こんな状況で出ていくと喧嘩沙汰になりそうだ。そして彼らはついに帰ってこなかった。そしてまどろんでいる内に、いつしか音も消えていた。

翌朝起きてリビングへ行くとノウルエー人とパートナーのスリランカ人が『昨日はヒドイ音だったな』と笑いかけてくる。例のロシア人の話をすると『いや、あの人たちは夜中の飛行機で帰ったよ。12時にチェックアウトしたんだ』と。何だ、彼らのお蔭で眠れたのかと思ったのだが、実はスリランカ人が警察に通報し、ひと騒動あったらしい。これからも隣人、本当に大変だな、このGHは。

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